『12日の殺人』で描かれる“未解決事件“は実在していた!元刑事は「実にリアルだ」とコメント

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『12日の殺人』で描かれる“未解決事件“は実在していた!元刑事は「実にリアルだ」とコメント

<オピニオンコメント>

●秋山博康(元徳島県警捜査第一課警部、犯罪コメンテーター)

「捜査とは、犯人と証拠を発見することです。事件は生き物と言われ、捜査中に多種多様のアクシデントが付きものです。必検を誓い捜査を展開しますが、捜査が長期化すると捜査士気が低迷化します。この映画で地道な捜査官の執念を観てほしいです」

●佐々木成三(犯罪評論家)

「刑事の私生活、被害者感情、生じるバイアス。負のスパイラルが連鎖し、起こる未解決事件。刑事の異動時期に、何故か発生する大きな事件。場面一つのリアリティ性が高い!cold caseの原因になりえる要素が詰まった映画だと感じました」

●西村虎男(元石川県警特捜刑事)

「なんともリアルな映画だ!冒頭の焼死体の生々しさにドキッとしながら、殺人事件捜査に従事する刑事の心理状態の変化や仲間内でのやり取りなど、現実を見せられているのかと錯覚するほどの見事な描写。ぜひともお勧めしたい作品だ」

●一青窈(歌手)

「『12日の殺人
まるで捜査官と一緒に未解決事件を調査しているような気分になる作品。
たしかに世の中にたくさんの事件あるのに
それらの殆どが男の人たちによって捜査されることの違和感に着目させられた。
毎日接してる家族の本音を知らないことだってあるし
大好きな恋人の気持ちがうまく分かんなくて悶絶するし
ましてや犯罪者の言動なんてそう簡単に理解できる訳がない。
人生とは自転車でコースを周っているだけのようにも思える時もあるし
突然そこからOUTだってもちろんありうる
その世界に無理やり関わらざるを得なかった
人々の戸惑いや葛藤、悲しみ
警察官が感情移入して繊細に揺れる心の動きが見事に描かれいて
人間の行動心理の謎について考えさせられた。
じわじわとクる」

●吉川祐二(元警視庁刑事、警察監修)

「刑事のプライベートや葛藤を、とてもよく映しだしている映画。本作を通して、刑事や警察官たちも、実はこうやって悩みながら仕事に従事しているんだという点について見ていただけたらうれしいです。本作に出てくる刑事たちの姿には、いい意味で飾りっ気がない。そういった姿を知ってもらえたら、刑事を見る目が変わってくるかもしれません」


文/サンクレイオ翼

※「18.3. Une annee passee a la PJ」の「e」はアキュート・アクセント付きが、「a」はグレイヴ・アクセント付きが正式表記

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