『バティモン5 望まれざる者』公開記念!『レ・ミゼラブル』ほか社会派ドラマ5作品の放送決定
フランスの新進気鋭監督ラジ・リの最新作『バティモン5 望まれざる者』(5月24日公開)の公開に合わせ、「BS10 スターチャンネル」にて様々な社会問題を中心に描かれた社会派ドラマ作品の特集放送が決定した。
本作は、第72回カンヌ国際映画祭審査員賞をはじめ、各国の映画賞を総なめにした『レ・ミゼラブル』(20)のリ監督が“排除“と“怒り“の衝突を描く社会派ドラマ。パリ郊外に立ち並ぶいくつもの団地には、労働者階級の移民家族たちが多く暮らしている。そのエリアの一画であるバティモン5では再開発のために老朽化の進む団地の取り壊し計画が進行中だ。そんななか、前任者の急逝によって臨時市長となったピエール(アレクシス・マネンティ)は、バティモン5の復興と治安を改善する政策の強行を決意。しかし彼の横暴なやり方に住民たちは猛反発。これまで移民たちに寄り添い、ケアスタッフとして長年働いていたアビー(アンタ・ディアウ)たちを中心とした住民側と市長を中心とする行政側ある事件をきっかけについに衝突してしまう。
本作の公開を記念して「BS10 スターチャンネル」にて放送されるのは、『レ・ミゼラブル』をはじめとする社会派ドラマ映画。ラインナップは、「レ・ミゼラブル」の舞台となった街をモチーフに、警察と少年の対立を描いた『レ・ミゼラブル』、エレガンス・ブラットン監督が、自身の半生を基に描いたヒューマンドラマ『インスペクション ここで生きる』(23)、リーマンショックの裏側でいち早く経済破綻の危機を予見した男たちの実話を描いた『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(16)、第15代韓国大統領の金大中と彼の選挙参謀の実話をベースに、大統領選を描いた『キングメーカー 大統領を作った男』(22)、そして言論の自由を守るため戦ったジャーナリストたちの姿を描くスティーヴン・スピルバーグ監督作『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(18)の全5作。5月12日(日)14時30分より一挙放送されるほか、5月20日(月)~24日(金)には5日連続放送される予定となっている。
様々な時代や背景を舞台に、社会問題を浮き彫りにする社会派ドラマ映画をこの機にぜひ目撃してほしい。
文/サンクレイオ翼