撮影裏話アリ!映画『シティーハンター』の世界観に没入できる聖地巡礼スポット

コラム

撮影裏話アリ!映画『シティーハンター』の世界観に没入できる聖地巡礼スポット

北条司の人気漫画を実写化した映画『シティーハンター』がNetflixにて世界独占配信中。原作の熱烈なファンで、主人公の冴羽獠を演じることを望んできた鈴木亮平を主演に迎え、ヒロインの槇村香を森田望智、獠の相棒の槇村秀幸を安藤政信、獠とは腐れ縁の刑事の野上冴子を木村文乃が演じた本作は、日本のみならず、世界からも反響を呼んでいる。

【写真を見る】冴羽獠が令和の新宿に降臨!ロケが最も難しい場所、新宿での撮影を実現させた背景は?
【写真を見る】冴羽獠が令和の新宿に降臨!ロケが最も難しい場所、新宿での撮影を実現させた背景は?[c] 北条司/コアミックス 1985

本作は、裏社会の厄介事を請け負うNo.1スイーパーの冴羽獠が、令和の新宿を縦横無尽に駆け回る痛快エンタテインメント。原作では1980年代中盤が舞台となっていたが、映画版では舞台を現代の新宿に設定。原作コミックス序盤のエピソードをベースに、現代的な設定、要素を取り入れ物語を再構築。熱狂的な原作ファンがついている作品では実写化作品への評価は手厳しいものが多いなか、漫画やアニメを観ていない人だけでなく、原作ファンをもうならせる仕上がりとなっている。

様々な新宿の顔を撮影
様々な新宿の顔を撮影[c] 北条司/コアミックス 1985

作品の舞台は、最もロケが難しい場所として知られている新宿だが、本作はこれまでにない大規模な新宿ロケを行い、「シティーハンター」の世界観を見事に実写化。作中に登場する場所は、すべてが新宿で撮影されてはいないが、獠たちのいる新宿を感じさせるスポットばかりだ。都内のロケ、特に新宿では映画やテレビドラマの撮影が可能なロケ地の情報を提供し、案内・調整を行う東京都の窓口となる組織「東京ロケーションボックス」の協力を得ながら、撮影が難しいロケ地として知られる新宿ロケを敢行。そのほかのロケ地でも作品の世界観を再現すべく、こだわり抜いたロケーション選びを行った本作のプロデューサー、株式会社オフィス・シロウズの押田興将のコメントを交えながら、おすすめのロケ地&撮影エピソードを紹介していく。

シティーハンターへの仕事の依頼は伝言板に「XYZ」


駅の掲示板は静岡にセットを組み撮影
駅の掲示板は静岡にセットを組み撮影[c] 北条司/コアミックス 1985

劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』(19)公開時にはJR新宿駅中央東口に、『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』(23)公開時にはJR新宿駅東改札外スペースに期間限定で復活した駅の伝言板。原作で描かれる1980年代中盤では、待ち合わせやメッセージにとても役立つアイテムだったが、映画公開記念などで復活する以外、現代ではほとんど見られる場所はない。本作でも復活を期待したファンも多かったようだが、残念ながら現時点では劇中のみでの復活となっている。劇中に登場した掲示板は静岡にセットを組み撮影したものだが、「XYZ」の文字が映るだけで、『シティーハンター』、そして、新宿の雰囲気を漂わせている。


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