新章の幕開けを描く『猿の惑星/キングダム』が初登場!シリーズ6年ぶりV5達成の『名探偵コナン』を猛追
『鬼平犯科帳 血闘』から「ウマ娘」まで、バラエティに富んだ日本映画3作品が初登場
ほかの新作3タイトルはいずれも日本映画。5位にランクインしたのは池波正太郎のベストセラー小説を、十代目松本幸四郎を主演に迎えて映画化した『鬼平犯科帳 血闘』(公開中)。こちらも「猿の惑星」シリーズ同様、1970年代から半世紀以上にわたって何度も映像化が繰り返されてきた人気作だが、映画版が製作されるのは実に29年ぶりとなる。
十代目松本幸四郎が長谷川平蔵役を演じたこの“新たな鬼平”シリーズは、今年1月に放送されたテレビドラマスペシャル「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」からスタート。今回の映画版を経て、今後更なる続編となる連続シリーズ「鬼平犯科帳 でくの十蔵」が6月8日(土)から、「鬼平犯科帳 血頭の丹兵衛」が7月6日(土)から時代劇専門チャンネルにて放送予定。世代を超えて愛されてきた「鬼平犯科帳」シリーズのさらなる進化に注目が集まるところ。
6位には、2016年のローンチ以来拡大を続けているメディアミックスプロジェクト「ウマ娘」の、YouTubeチャンネルで配信されたアニメ全4話に新規シーンを追加した『劇場用再編集版 ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』(公開中)がランクイン。5月24日(金)からは初の映画作品となる『劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』が公開を控えており、それに向けて幸先の良いスタートを切った模様。
そして10位には、乃木坂46の一期生として活躍した高山一実がグループ在籍中に小説家デビューを飾ったことで話題を集めた同名小説を、「SPY×FAMILY」などで知られるCloverWorks制作でアニメーション映画化した『トラペジウム』(公開中)がランクインしている。
既存の作品では『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』(公開中)が前週よりワンランクアップの3位となり、累計成績では動員107万人・興収14億円を突破。また公開3週目で4位となった『ゴジラxコング 新たなる帝国』(公開中)は、累計成績で動員97万人・興収14億円を超え、動員100万人の大台突破に王手をかけた。
以下は、1~10位までのランキング(5月10日〜5月12日)
1位『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』
2位『猿の惑星/キングダム』
3位『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』
4位『ゴジラxコング 新たなる帝国』
5位『鬼平犯科帳 血闘』
6位『劇場用再編集版 ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』
7位『青春18×2 君へと続く道』
8位『変な家』
9位『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』
10位『トラペジウム』
今週末は石原さとみが失踪した娘を捜す母親役を演じた『ミッシング』(5月17日公開)、伝説的ミュージシャンのボブ・マーリーの知られざる生涯を描く音楽伝記映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』(5月17日公開)、草なぎ剛が主演を務めた『碁盤斬り』(5月17日公開)などが公開を控えている。
文/久保田 和馬