ヤンキーがピュアだと萌える法則?「佐原先生と土岐くん」のまっすぐ想って想われる純粋な2人の恋に悶絶!
恋愛にトラウマを抱えつつも土岐の想いを真正面で受け止める佐原
土岐のストレートな好意を全身で浴び続ける佐原も、土岐が好きになるのが納得できる外見も中身もイケメンな教師。ヤンキーな土岐とさわやかな佐原が楽しげにやりとりしているのを観ているだけでも心が浄化されるよう。学園ものらしく文化祭での「白雪姫」の公演シーンでは、土岐と佐原のハプニングキスも登場!しかも土岐は、クラスの出し物でいつもの金髪を黒髪ロングに変えた白雪姫という、こちらまでドキドキとさせられるほどかわいらしいルックに変身。そして佐原は体調を崩した生徒のピンチヒッターで王子様役に…。キスのフリだけのつもりが、佐原が足をすべらせて実際に唇が触れ合ってしまうのだが、そんなお決まりのパターンでも鼻白むことなくキュンキュンできてしまうのは本ドラマがピュアな魅力を満載させている証拠でもあるだろう。
佐原が土岐の気持ちをないがしろにしたり、からかったりせずにきちんと真摯に向き合っているのが伝わるところも、このドラマを安心して観ていられる要素の一つ。土岐のピュアさが尊重されている姿勢にホッと安堵感を覚えてうれしくなってしまう。ただ、佐原は平然と土岐の気持ちを受け入れはしない。教師という立場であるからというのはもちろんだが、佐原は過去にトラウマがあり、恋愛に臆病になっているのだ。それでも、土岐は駄々をこねたり急かしたりすることなく、佐原が前に進めるように後押しして見守る。まっすぐなだけでなくピュアで繊細な土岐だからこそ、佐原の気持ちに寄り添うことができる様子に感動すら覚える。
生徒で年下である土岐のほうが、大人で教師の佐原を大きく包みこんでいる姿が頼もしい。時には守る側と守られる側の立場を逆転させながら恋の行方が繰り広げられていくのも本ドラマの見どころ。土岐のまっすぐなピュアさは脆くてか弱いものでなく、強く寛大なものだと感じられてより深く胸に刺さる。その揺るぎないピュアさに手放しで萌えることができるのだ。
ときめくだけでなく、佐原&土岐の絆が胸熱!
ピュアなヤンキーの土岐がかわいくてかっこよく、佐原先生との恋愛にときめきだけじゃなく胸を熱くする感動も感じさせてくれる「佐原先生と土岐くん」。観ているほうも清められてしまうほどの“ピュアパワー”にぜひ触れてみてほしい。
文/牧島史佳
ドラマ「佐原先生と土岐くん」
発売中:Blu-ray-BOX15,840円(税込)/DVD-BOX12,540円(税込)
発売元・販売元:KADOKAWA
[c]「佐原先生と土岐くん」製作委員会・MBS
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