全面封鎖された都庁前で、渡辺謙が走る!「TOKYO VICE Season2」1990年代の東京を再現した大規模ロケに潜入

インタビュー

全面封鎖された都庁前で、渡辺謙が走る!「TOKYO VICE Season2」1990年代の東京を再現した大規模ロケに潜入

WOWOWとHBO Maxの日米合作ドラマシリーズ「TOKYO VICE Season2」(WOWOWオンデマンドにて全話独占配信中)が、ついに怒涛の最終回を迎えた。Season1から、アクションやストーリーもますます進化した本作は、新聞記者、刑事、ヤクザなど個性豊かなキャラクターたちが入り乱れ、刺激的かつドラマチックな展開は何度観ても味わい深く、視聴者を魅了し続けている。

1990年代の東京に流れる独特な空気感までを映しだした本シリーズは、東京の街自体も「主役」と言えるような大切な存在。映画やドラマなどの円滑な制作をサポートする団体「東京ロケーションボックス」が携わり、東京や周辺各所でロケが実現した。そこでMOVIE WALKER PRESSでは、Season2第7話における東京都庁前を全面封鎖して行われた大規模ロケに潜入!片桐刑事役を演じる渡辺謙の鬼気迫る表情をはじめ、日米のスタッフが国境を超えて力を合わせて仕事に取り組む姿を目撃した。制作陣へのインタビューとあわせて、撮影現場の模様をご紹介する。

警察車両が狙撃される!スリリングなシーンで渡辺謙の鬼気迫る表情を目撃

ハリウッドのスタッフと日米の実力派キャスト陣がタッグを組んだ本シリーズ。Season1は世界約120カ国で放送&配信されるなど大ヒットを記録した。Season2では、主人公である明調新聞のアメリカ人記者ジェイク(アンセル・エルゴート)が、東京の裏社会により深く入り込み、刑事の片桐(渡辺)と組んでヤクザの戸澤組の調査を開始。戸澤組が勢力を拡大するなか、ジェイクや片桐の身近な人たちにまで危機が及んでいく様子を描く。

【写真を見る】悔しさと怒りをにじませる迫真の演技!渡辺謙演じる片桐が、銃を片手に犯人を追いかける
【写真を見る】悔しさと怒りをにじませる迫真の演技!渡辺謙演じる片桐が、銃を片手に犯人を追いかけるPhoto: James Lisle/WOWOW

筆者が訪れたのは、戸澤(谷田歩)に迫るための重要人物を護送する警察車両が狙撃されるシーンの撮影だ。片桐が運転する車は都庁前で渋滞にハマり、停止しているところを2人乗りのバイクが襲撃。エンジンをふかして猛スピードで入り去るバイクを、片桐が銃を手に追いかける…という緊迫した場面だ。渡辺は、襲撃された片桐の動揺を体現。とっさに車から降りて、空に向かって威嚇のために上空に発砲する。銃を構えた姿もクールで、狙撃犯を追いかけて走りだす表情に悔しさと怒りをにじませながら、迫真の演技を見せていた。渡辺は監督やスタッフとディスカッションしながら、夜まで続いた撮影に専念。途中、雨が降りだす瞬間もあったが、それをものともせず何度もテイクを重ねていた。

「渡辺謙さんのアクションヒーローとしての活躍を見ることができる場面」とアピールしたアラン・プール
「渡辺謙さんのアクションヒーローとしての活躍を見ることができる場面」とアピールしたアラン・プール


本シリーズのエクゼクティブ・プロデューサーを務め、Season2の第1話と第2話の監督をしたアラン・プールは「Season2の後半には、いろいろなショッキングな事件が重なってきます。このシーンもそのショッキングな出来事の一つとなる場面で、渡辺謙さんのアクションヒーローとしての活躍を見ることができる場面でもあります」とにっこり。スタッフたちも、渡辺が中心にいることでグッと集中力や熱気が高まっている様子だったが、事件に驚くという演技が必要になったエキストラも、彼の必死の形相に引っ張られる形で「なにが起きたの!?」という表情を見事に演じていた。


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