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ばいきんまんが主役の劇場版『それいけ!アンパンマン』最新作が、35年の歴史で初の快挙!

コラム

ばいきんまんが主役の劇場版『それいけ!アンパンマン』最新作が、35年の歴史で初の快挙!

興収では『アンパンマン』以上!『ルックバック』が2位に初登場

2位に初登場を果たしたのは、アニメ版も大好評を博した「チェンソーマン」の藤本タツキによる同名の読切漫画をアニメ映画化した『ルックバック』(公開中)。初日から3日間で動員13万5000人、興収2億2700万円と、興収では1位の『映画 それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』を上回る好成績を収めている。

【写真を見る】いま注目の2人の女優が声を担当!藤本タツキ原作の『ルックバック』が初登場
【写真を見る】いま注目の2人の女優が声を担当!藤本タツキ原作の『ルックバック』が初登場[c] 藤本タツキ/集英社 [c] 2024「ルックバック」製作委員会

学年新聞で4コマ漫画を連載していた小学4年生の藤野が、ある日不登校の同級生の京本と出会い、“漫画づくり”を通して心を通わせていく姿を描いた本作。藤野の声を担当したのはテレビドラマ「不適切にも程がある!」で大ブレイクを果たし、主演映画『あんのこと』も公開中の河合優実。京本役は『カムイの歌』(24)の吉田美月喜が務めている。

上映館数は120館弱と少なめではあるが、上映時間が1時間に満たないということもあり、1日の上映回数が多く取られていることが動員アップにつながったと考えることができる。もちろん作品のクオリティの高さや、原作ファンを中心とした口コミの効果も大きく、そういった点からも短い上映時間であることと上映時間の多さが原作を知らない観客に足を運んでもらうための一助となっているといえるのではないだろうか。作品の話題性も含め、ロングヒットも狙えそうだ。

大泉洋主演の『ディア・ファミリー』は興収10億円突破が目の前に
大泉洋主演の『ディア・ファミリー』は興収10億円突破が目の前に[c]2024「ディア・ファミリー」製作委員会

そして2週連続で1位を守っていた大泉洋主演の『ディア・ファミリー』(公開中)は、週末3日間で動員10万7000人、興収1億4900万円を記録して3位にランクイン。累計成績では動員66万4000人、興収9億8000万円と、大台突破も目前。また前週2位に初登場した『九十歳。何がめでたい』(公開中)も週末3日間で動員9万7700人、興収1億2300万円を記録。累計成績では動員37万4000人、興収4億6800万円を突破している。

他に新作では、「クワイエット・プレイス」シリーズの最新作にしてすべての始まりが描かれる『クワイエット・プレイス:DAY 1』(公開中)が5位に。SixTONESの京本大我を主演に迎え、同名の台湾映画をリメイクした『言えない秘密』(公開中)は6位に初登場を果たした。

SixTONES京本大我と古川琴音が共演した『言えない秘密』は6位に
SixTONES京本大我と古川琴音が共演した『言えない秘密』は6位に[c]2024「言えない秘密」製作委員会

以下は、1~10位までのランキング(6月28日〜6月30日)
1位『映画 それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』
2位『ルックバック』
3位『ディア・ファミリー』
4位『九十歳。何がめでたい』
5位『クワイエット・プレイス:DAY 1』
6位『言えない秘密』
7位『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』
8位『バッドボーイズ RIDE OR DIE』
9位「映画『おいハンサム!!』」
10位『帰ってきた あぶない刑事』

今週末は、マイケル・マン監督がアダム・ドライバーを主演に迎え、F1界の帝王と呼ばれたエンツォ・フェラーリの激動の一年を描いた『フェラーリ』(7月5日公開)、奈緒が主演を務め鳥海茜の同名漫画を実写映画化した『先生の白い嘘』(7月5日公開)などが控えている。

文/久保田 和馬

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