LiLiCoが圧倒的な没入感のScreenXで『キングダム 大将軍の帰還』を体験!「270度の余韻がすごい!」
「アクションだけでなく、キャラクターたちの感情まで鮮明に読みとれる」
では、具体的にはどのシーンに一番没入したのだろうか?そのあたりもネタバレを回避しながら語ってもらった。「みんな『アクションシーンがスゴいんでしょ?』って思っているかもしれないけれど、それだけじゃなくて。登場人物たちの考えていることや感情が、通常のフォーマットよりも鮮明に読み取れるんですよ。何百人、何千人の兵士たちが戦っている合戦のシーンももちろんスゴいけれど、名前は伏せますが、あるキャラクターを270度の映像だけで見せるシーンは特に圧巻で。あえて戦わないあの人の恐ろしさや心情が、側面にまで広がる長回しのワンカットだけで伝わってきましたからね」。
LiLiCoの熱い言葉は止まらず「あと、終盤の戦いでの大将軍の王騎にも『ク~っ!』て入り込んじゃいました」と訴えたが、そこに関しては筆者も激しく同意する。龐煖との戦いの終盤…270度のスクリーンに映しだされた王騎の迫力と熱量はとてつもないもので、周りの軍勢が一瞬にして霞むほど、大将軍の貫禄と威厳を見せつけていたからだ。「あの一連のシーンでは、映画の世界観に浸っていた自分がちょっと将軍になっていたし、王騎さんの言葉を借りて言わせていただくなら、あれは映画が好きな人や、『キングダム』が好きな人が、将軍の気持ちになって見る景色だと思いましたね」。
それは、2019年の第1作からシリーズを観てきたファンが見る景色でもある。「『キングダム』は壮大な時代劇スペクタクルで、悪役も含めて登場人物たちがみんな魅力的なだけでなく、信の成長がしっかり描かれているところがすごくいいですよね。そのなかで、信を演じた山崎賢人くんも確実に成長しているし、彼にとっても特別な作品。映画には、観た人を鼓舞するような言葉も散りばめられていて、失敗しながらも戦う信や飛信隊の仲間たちにみんなパワーをもらってきたと思うんです」。
いつものマシンガントークを炸裂させるLiLiCoのテンションはどんどん上がり、「前3作もすべてScreenXで観たい!だって、これは『キングダム』のための映像システムじゃないの?と思うくらい(笑)。過去作の登場人物たちもこのスクリーンで観たいし、ScreenXで全4作をオールナイト上映したら絶対に盛り上がりますよ。でも、もし実現したらこれは私のアイデアですからね?興収の2%はいただきます(笑)」。そんなジョークも挟みながら、LiLiCoは最後にもう一度「それぐらい、ScreenXの映像体験は本当にヤバいです。普通の映画館に行けなくなっちゃうんじゃない?」と強調する。「いずれにしても、『キングダム 大将軍の帰還』はScreenXで観るべきよ!観なきゃダメですよ!」。
ScreenXで観る『キングダム 大将軍の帰還』の没入感のスゴさと圧倒的な迫力は、体感した人にしかわからない。TOHOシネマズ 池袋の「プレミアムシアター」に導入されたScreenX with Dolby Atmosの座席に身を置いて、これまでとは違う新時代の映画体験を、自分の五感を研ぎ澄ましながら味わってみてはどうだろうか。
※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記
取材・文/イソガイマサト