大沢たかおに吉川晃司、要潤ら豪華俳優たちが熱い!『キングダム 大将軍の帰還』で躍動する強者たち
王騎も厚い信頼を寄せる副将、騰の実力とは?
「キングダム」を彩る魅力的な将軍はまだまだいる。王騎軍の副将、騰(とう)を演じた要潤もその一人だ。常に王騎の傍らで支え、なにか命令された時に「はっ」と言うぐらいで、口数も少ない騰。とはいえ、王騎の右腕なのだから、その実力は計り知れない。要はそんな謎に満ちた人物が内に秘める力を、髭を蓄えた精悍な顔つきと独特の空気感だけで印象づけてきたが、本作では騰のただならぬ力がついに覚醒。これまでとは違う表情やアクションに魅せられるはず。
王騎の命をねらう趙軍の知将、趙荘
『運命の炎』では趙軍の総大将として構えていた趙荘(ちょうそう)役の山本耕史も、その役柄と共にまだ本性を見せていない要注意キャストだ。演技巧者の彼は共演者や観る者を翻弄するクセのある芝居が持ち味だけに、前作から登場していながらなにを考えているのかわからない趙荘役にピッタリ!不敵な笑みの裏にはどんな企みが?剣の実力はどれほどのものなのか?山本の細やかな一挙手一投足から目が離せない。
山田裕貴に小栗旬、平山祐介、草刈正雄も出演!
このほか、秦への深い怨念を背負った趙将、万極(まんごく)の狂気と残虐さを山田裕貴が原作コミックそっくりの表情が見えないロン毛の白髪とギョロ目で体現し、小栗旬も両軍の戦闘を高みから静観している趙の軍師、李牧(りぼく)の掴みどころのないキャラクターを巧みに演じている。平山祐介扮する蒙武(もうぶ)は秦随一の武力を誇る猛将で戦場でも目立つ存在だ。
さらに、草刈正雄が嬴政の曽祖父にあたる秦国の第28君主、昭王(しょうおう)役で出演しているのも見逃せない。「キングダム」シリーズの迫力とおもしろさは、脇を支える主役級キャストの結集で成り立っている。
文/イソガイマサト
※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記
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