朝野ペコ、久野遥子、山口つばさ…クリエイターTシャツがこの夏を涼しくする!
梅雨明けが発表されて、いよいよ夏本番となった7月下旬。例年より蒸し暑い今年の夏は、さらりとしたTシャツを着て気分よく過ごしたいところ。そこで本記事では、編集部が映画好きにおススメのTシャツ4枚をご紹介。いずれもクリエイターや作品とコラボした、個性的なTシャツになっているので“推し活”勢も要チェックだ!
朝野ペコの線を、ビビッドな蛍光オレンジで再現
最初に紹介するのは、大ヒットした『花束みたいな恋をした』(21)で、主人公の麦(菅田将暉)が描く劇中イラストを担当した、イラストレーター朝野ペコの描きおろしTシャツ。ホットドッグとドリンクを持った2人のキャラが描かれたイラストは、ちょっとシュールでインパクト大。眩しい蛍光オレンジのカラーリングと、胸からウエストまである大き目のイラストがパッと目を引く。また、ユニセックスで着こなせるのも朝野ペコ作品ならでは。映画館やフェス、プールなどにこのTシャツを着て出かけてみれば、注目の的になってしまうかも!
映画『きみの色』の作品世界を、ギュッと詰め込む!
次にご紹介するのは、アニメーション監督・山田尚子が手掛ける映画『きみの色』(8月9日公開)の物語のモチーフがたくさん詰め込まれているTシャツ。パステルカラーで描かれたレコードや楽器、白猫などが楽し気に宙を舞っているデザインが印象的だ。古めかしいモチーフとかわいらしさであふれる、エモさMAXの一枚は音楽好きの方や、愛猫家さんたちにこそ着てもらいたい。キッズサイズもあるので、親子コーデにするなどもお勧め。
久野遥子による、清涼感あふれる“夏”の風景
現在公開中のアニメ映画『化け猫あんずちゃん』のグッズとして、久野遥子が描き下ろしたイラストをビッグシルエットTシャツに仕立てたのがこちらの逸品。企画にあたって久野が考えたコンセプトは“公開20年後くらいに、海外で出そうなグッズ”ということで、公式に発売されたアイテムとは思えない、久野ワールドが爆発した個性的な仕上がりに。ちなみに、完成したTシャツを手にしたあんずちゃん役の森山未來は、「質感がいいので、堂々と1枚で着てほしい」とレコメンドしたそう。森山の言う通り、大胆なデザインをシンプルな着こなしで堪能したい。
山口つばさが新たにアレンジした、「ブルーピリオド」の名シーン
最後に紹介するのは、「ブルーピリオド」の山口つばさによるオリジナルドローイングが胸にあしらわれたTシャツ。漫画の主人公・矢口八虎が、美術の課題として出された「私の好きな風景」で青い早朝の渋谷を思い浮かべる印象的なシーンが著者の手で新たにアレンジされている。名シーンと共に過ごせるのはファンにとってはたまらないものだが、特に本Tシャツは、“ザ・漫画”、“ザ・アニメ”といったイラストではなく、山口ならではのアーティスティックなテイストなので普段使いしやすいのが泣かせる。スカートやデニムにインしてかっこよく着こなすのもいいだろう。
ここまで紹介したTシャツは、映画雑誌「シアターカルチャーマガジンT.【ティー】」52号のTシャツ特集内でも紹介しているので、気になる方はそちらも参照してほしい。清涼感のある映画Tシャツを着て出掛ければ、いつもの毎日に+αのワクワクが増えそうな予感。酷暑が続く今年の夏は、お気に入りのTシャツを着て、冷房の効いた映画館へ行ってみる…というのもいいかもしれない。
文/編集部