『正体』主演キャストの“正体“は横浜流星!5つの顔を持つ指名手配犯の姿を捉えた特報も到着

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『正体』主演キャストの“正体“は横浜流星!5つの顔を持つ指名手配犯の姿を捉えた特報も到着

『余命10年』(22)の藤井道人監督が手がける逃走サスペンス『正体』が11月29日(金)に公開されることが決定。さらに、本作の主演キャスト、特報、ティザービジュアルが解禁となった。

日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され死刑判決を受けたが、脱走し潜伏を続ける主人公、鏑木の物語を描く本作。先日、主演の発表に先立って、主演以外のメインキャストとして吉岡里帆、森本慎太郎、山田杏奈、山田孝之の4名が解禁されていた。吉岡が演じる沙耶香は、東京でフリーライターをしている鏑木が家がないところを助け、一緒に暮らすなか指名手配犯だと気づくが彼の無実を信じる。森本演じる和也は、大阪の日雇い労働者としてともに工事現場で働く鏑木と親しい友人となるが、犯人ではないかと疑う。また、山田が扮する舞は、勤務先である長野の介護施設で鏑木と出会い恋心を抱き、山田演じる刑事の又貫は、潜伏しながら各地に出没し日本を縦断していく鏑木を追っていく。

今回、遂に決死の逃走を繰り広げる主人公、鏑木を演じる主演の正体が明らかに。横浜流星が5つの顔を持つ指名手配犯、鏑木に体当たりで挑む。公私ともに交流がある藤井監督とは長編劇場映画では今回で『青の帰り道』(18)、『ヴィレッジ』(23)に続き3回目のタッグとなる。

藤井監督は主演に横浜を抜擢した経緯について「お互い売れずに苦汁を飲んでいた時期を経て、お互いを鼓舞しあって、沢山の時間を過ごしていまの関係があります。『流星主演で映画を作ろう!』そんなことを合言葉に、我武者羅に駆け抜けてきました。いまから4年前、その記念すべき1本目の作品として企画を立ち上げたのが映画『正体』です」と明かしている。横浜は「『正体』は監督とともに目標を決め、非常に思い入れのある作品です。人生は一筋縄ではかない。人が人を欺き、陥れ、間違いが起き、理不尽で、"正義"が通用しないことが多々ある。状況は違えど、誰もが感じたことがあると思います」と語った。

さらに藤井組について横浜は、「1カット1カット妥協せずベストを目指して、僕ら役者を信じてくれるとても意識の高い組だなと感じていて、とても濃い時間を過ごせて幸せだなと感じています」と話し、本作について「3年前から監督とこの作品について色々話すことができて、今回は僕の方からもこのセリフをしっかり伝えたいとか提案することは多かったと思います。クランクイン前には原作者の染井さんと監督と食事に行くことができて、作品について色々と話すことができて撮影に臨めているので、本当に濃くありがたい時間をいただけて、凄くこの作品への思い入れは強いです」と熱い思いを語った。また共演者について「20代の頃にインタビューで共演したい役者、憧れの役者いますか?と聞かれたときに、おこがましいんですけど山田孝之さんの名前を挙げていて、だからこそ非常に嬉しかったですし、最初に対峙した時に武者震いしました。学びも多かったですし、幸せな時間でした」と念願の山田との共演を振り返っている。

あわせて解禁となった特報映像では、姿を変えながら逃亡を続ける鏑木(横浜)の姿と、日本各地で彼と出会った者たちの姿とが収められている。鏑木は行く先々で姿を変えて潜伏し、各地で出会った沙耶香、和也、舞らと関係を築いていく。沙耶香は鏑木を信じ、和也は殺人犯ではないかと疑いを抱き、舞は鏑木に恋をするなど、それぞれの目に映るその鏑木の印象は異なるもの。一方、一貫して鏑木を追っていく刑事の又貫は「気づかなかったんですか?彼の正体に」と沙耶香たちに問いかけ「殺人犯です」と確固たる意志のもと鏑木を追い詰めていく。


鏑木は、凶悪犯なのか、それとも無実の青年なのか?彼の脱獄の理由、正体をぜひ劇場で確認してほしい。

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