夏休み興行はさらに大激戦!原作が完結を迎えた『僕のヒーローアカデミア』劇場版最新作が悲願の“初登場No. 1”|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
夏休み興行はさらに大激戦!原作が完結を迎えた『僕のヒーローアカデミア』劇場版最新作が悲願の“初登場No. 1”

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夏休み興行はさらに大激戦!原作が完結を迎えた『僕のヒーローアカデミア』劇場版最新作が悲願の“初登場No. 1”

8月2日から8月4日までの全国映画動員ランキングが発表。全世界でコミックス累計発行部数1億部を突破し、8月5日発売の「週刊少年ジャンプ」で約10年の連載に幕を下ろした堀越耕平の同名人気マンガを原作としたテレビアニメ「僕のヒーローアカデミア」。その劇場版第4弾となる『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』(公開中)が初登場でNo. 1に輝いた。

“最終決戦”の直前を描く『ヒロアカ』最新作が堂々No. 1発進!

原作の連載がついに完結を迎えたタイミングで公開を迎えた『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』
原作の連載がついに完結を迎えたタイミングで公開を迎えた『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』[c] 2024 「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 [c] 堀越耕平/集英社

人口の8割がなんらかの超常能力“個性”を持っているのが当たり前の世界を舞台に、その“個性”を悪用する犯罪者“敵<ヴィラン>”から人々を救うヒーローを目指し、名門雄英高校でクラスメイトたちと共に精進していく“デク”こと緑川出久の活躍と成長を描く「僕のヒーローアカデミア」。今作では、ヒーローvsヴィランの全面戦争勃発後に現れた謎の男ダークマイトの野望を阻止すべく、デクたちが立ち向かう姿を描く、最終決戦直前のストーリーが展開。

初日から3日間の成績は、観客動員が60万8500人、興行収入は8億9500万円。参考までに前作の『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』(21)の初動成績を見てみると、土日2日間で動員33万5000人&興収4億5400万円であり、初日から4日間(4日目が「山の日」の祝日だった)で動員72万392人&興収9億4784万円。条件がかなり異なるので直接比較するのは難しいところではあるが、初日3日間では前作を多少は上回っていることが推測できる。

近年相次いでいる、ジャンプ漫画原作アニメ映画のヒットに続けるのか
近年相次いでいる、ジャンプ漫画原作アニメ映画のヒットに続けるのか[c] 2024 「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 [c] 堀越耕平/集英社

これまでの「ヒロアカ」劇場版シリーズは、いずれもテレビアニメの放送中に公開を迎えており、今作も第7期の放送真っ只中。しかも先述の通り原作がフィナーレを迎えたという点で、これまで以上に絶好のタイミングでの公開といえよう。過去作の最終興収は第1作が17億2000万円、第2作が17億9000万円ときて、前作で34億3000万円とほぼ倍増。今作も前作と同等か、40億円前後での着地となりそうではあるが、近年のジャンプ漫画を原作としたアニメ映画のバブルを考えれば、それ以上はねらいたいところだろう。


ちなみに第1作の動員ランキング初登場時は4位。その後、第2作が3位に初登場し、前作は2位に初登場。ひとつずつ初登場位を押し上げ、今作で念願の初登場1位を獲得したことになる。とはいえ1位を獲得すること自体は、前作が公開4週目という異例のタイミングで達成している。それは入場者プレゼント第2弾配布の効果によるものであった。今作もスペシャルコミック「僕のヒーローアカデミア Vol.Next」が150万部限定で配布されており、昨今の流れを踏まえれば第2弾以降も予定されていることだろう。夏休み期間はランキング上位を賑わせてくれるはずだ。

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