『ラストマイル』がぶっちぎりで初登場No. 1!混戦の夏休み興行に名乗りをあげ、満島ひかりの“不動の代表作”となるか
『恋僕』『サユリ』など新作3本が初登場!
2位から6位までは、この夏休みをリードする5タイトルが引き続きランクイン。前週まで2週連続1位だったディズニー&ピクサーの『インサイド・ヘッド2』(公開中)は、週末3日間で動員26万3000人、興収3億5300万円と、前週比70%ほどの成績をキープして2位に。累計では動員299万人、興収38億円を突破しており、最終興収40億4000万円だった前作『インサイド・ヘッド』(15)超えも見えてきた。
3位となった『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』(公開中)は週末3日間で動員17万1000人、興収2億1400万円となり、累計では動員150万人&興収18億円を突破。前週からワンランクアップで4位に入った『怪盗グルーのミニオン超変身』(公開中)は累計動員322万人&興収40億円を突破しており、5位の『キングダム 大将軍の帰還』は累計動員485万人、興収71億円突破と、いずれも好調を維持している。
7位に初登場を果たしたのは、「虹色デイズ」で知られる水野美波の同名少女漫画を、なにわ男子の大西流星主演で実写映画化した『恋を知らない僕たちは』(公開中)。窪塚愛流、齊藤なぎさ、莉子、HiHi Jetsの猪狩蒼弥、そして志田彩良と注目の若手キャストが揃った青春恋愛群像劇で、メガホンをとったのは「美しい彼」シリーズや「明日、私は誰かのカノジョ」の酒井麻衣監督。脚本は「ラジエーションハウス 〜放射線科の診断レポート〜」の大北はるかが担当している。
また8位には、コミックスの累計発行部数20万部を押切蓮介の同名ホラー漫画を白石晃士監督のメガホンのもとで実写映画化した『サユリ』(公開中)が初登場。新居に越してきた一家を、その家に棲みつく少女の霊の呪いが襲うというJホラーの王道を行く前半と、家族を奪われた長男と祖母が霊への復讐を挑むという後半の大転換が見どころとなる本作。“夏休み向け”ともいえるホラー作品のライバルがほとんどないことが功を奏したのか、136館という上映館数でトップテン入りの大健闘を果たした。
そして13人組のK-POP男性アイドルグループ「SEVENTEEN」が今年4月にソウルで行なったアンコールツアーの模様を収録した音楽ドキュメンタリー『SEVENTEEN TOUR ‘FOLLOW' AGAIN TO CINEMAS』(公開中)は、初登場で9位にランクインしている。
以下は、1~10位までのランキング(8月23日〜8月25日)
1位『ラストマイル』
2位『インサイド・ヘッド2』
3位『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』
4位『怪盗グルーのミニオン超変身』
5位『キングダム 大将軍の帰還』
6位『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』
7位『恋を知らない僕たちは』
8位『サユリ』
9位『SEVENTEEN TOUR ‘FOLLOW' AGAIN TO CINEMAS』
10位『THE FIRST SLAM DUNK』
今週末は「けいおん!」シリーズや『映画 聲の形』(16)の山田尚子監督と脚本家・吉田玲子がタッグを組んだ長編アニメーション『きみの色』(8月30日公開)、10月から放送されるアニメシリーズ第3期の初回90分スペシャルを2週間限定で劇場先行上映する『Re:ゼロから始める異世界生活 劇場型悪意』(8月30日公開)などが控えている。
文/久保田 和馬