鬼才ニコラス・ウィンディング・レフン監督、東京を舞台にした長編映画を準備中!「きらびやかでセックスや暴力がたっぷり」
ライアン・ゴズリングとタッグを組んだ『ドライヴ』(11)と『オンリー・ゴッド』(13)で一躍脚光を浴びたニコラス・ウィンディング・レフン監督が、『ネオン・デーモン』(16)以来となる長編映画の準備を進めていることがわかった。「Variety」が報じている。
現在開催中の第81回ヴェネチア国際映画祭で、新作短編『Beauty is not a Sin』がアウト・オブ・コンペティション部門に、またデビュー作である『プッシャー』(96)がヴェニス・クラシックス部門で上映されたレフン監督。「Variety」の取材に対し「いまはとても混沌とした状況なので、映画を作るのには本当におもしろいタイミングです。この数年間の社会やテクノロジーの変化を考えれば、もう一度劇場公開の長編映画を作ることは正しいことに思えます」と語ったという。
すでにレフン監督は、新作長編映画の制作に向けた資金調達を済ませており、来年にも撮影に取り掛かる模様。しかもその撮影地は東京で、英語と日本語が入り混じった作品になるとのこと。プロットの詳細については明らかにされていないが、オリジナルストーリーであり、レフン監督は「きらびやかでセックスや暴力がたっぷり」と説明している。また、『オンリー・ゴッド』と『ネオン・デーモン』からインスピレーションを得たテーマや、両作の登場人物の再登場も示唆されているようだ。
前作の後、「トゥー・オールド・トゥー・ダイ・ヤング」(Prime Videoにて配信中)などのドラマシリーズや短編作品を手掛けつつも、劇場公開映画からは距離を置いていた鬼才レフン監督。東京を舞台にした復帰作でその才気が爆発することに期待しながら、今後届けられる続報に注目しておきたい。
文/久保田 和馬
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