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残酷で痛すぎる“死のゲーム”…ホラー史を変えた『ソウ』の衝撃を振り返る

コラム

残酷で痛すぎる“死のゲーム”…ホラー史を変えた『ソウ』の衝撃を振り返る

あの大ヒットシリーズも!『ソウ』から羽ばたいた一流クリエイター

ワンが監督した「アクアマン」シリーズは国際的な成功を収めた
ワンが監督した「アクアマン」シリーズは国際的な成功を収めた[c]Everett Collection/AFLO

これが長編デビュー作となったジェームズ・ワン監督と、脚本(兼出演)のリー・ワネルは、本作の成功により一躍注目の存在となった。ワンはこの後、「インシディアス」シリーズや「死霊館」ユニバースを世に放ちホラーの鬼才として活躍を続ける一方、『ワイルド・スピード SKY MISSION』(15)や『アクアマン』(18)のようなエンタテインメント大作を手掛けるほどの売れっ子フィルムメーカーに。

『ソウ』演出中のジェームズ・ワン(左)
『ソウ』演出中のジェームズ・ワン(左)[c]Everett Collection/AFLO

いまやハリウッドのトップディレクターの一員となったジェームズ・ワン
いまやハリウッドのトップディレクターの一員となったジェームズ・ワン[c]Everett Collection/AFLO

ワネルは、ワンのプロデュースによる『インシディアス 序章』(15)で監督デビューを果たして以来、『アップグレード』(18)、『透明人間』(20)といったスリラーの傑作を連打しており、来年にはブラムハウス製作の『Wolf Man(原題)』が公開を控えている。

リー・ワネルは、『ソウ』ではメインキャストとして出演
リー・ワネルは、『ソウ』ではメインキャストとして出演[c]Everett Collection/AFLO

ワネルが古典の再構築に挑んだ『透明人間』
ワネルが古典の再構築に挑んだ『透明人間』[c]Everett Collection/AFLO


そして、最新作『ソウX』で監督を務めたケヴィン・グルタート。実は1作目から編集を担当し、6、7作目では監督も手掛けるなどシリーズ全作に深くかかわってきた『ソウ』ワールドを知り尽くした人物で、ファンにしてみればこれほど心強いことはない。なんと最新作は1作目から直接続く物語が描かれており、1作目しか観たことがなくても十分に楽しむことができる作品に仕上がっているのだ。

『ソウ6』を演出中のケヴィン・グルタート(中央)
『ソウ6』を演出中のケヴィン・グルタート(中央)[c]Everett Collection/AFLO

※これより先には、『ソウ』(04)の核心に触れる記述を含みます。未見の方はご注意ください。

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