まもなくハロウィン!『ジョーカー』『ソウ』「ウェンズデー」新作など、コスプレしたくなる作品をチェック|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
まもなくハロウィン!『ジョーカー』『ソウ』「ウェンズデー」新作など、コスプレしたくなる作品をチェック

コラム

まもなくハロウィン!『ジョーカー』『ソウ』「ウェンズデー」新作など、コスプレしたくなる作品をチェック

もうすぐ10月31日の”ハロウィン”だが、ハロウィンといえばなにを思い浮かべるだろうか。「Trick or treat!」のとおりお菓子がもらえるorイタズラする日、ジャック・オ・ランタン、ブギーマンでおなじみの映画『ハロウィン』などなど…。”ハロウィン”が含む意味は様々あるが、近年の日本においては、思い思いのコスプレに挑戦するのがスタンダードとなっている模様。数多あるモチーフのなかでもやはり人気が高いのが、ハーレイ・クインやウェンズデーといった、抜群の存在感を放っていた映画やドラマのキャラクターたち。非日常的な装いになるド派手ものから、手持ちのアイテムで手軽に挑戦できるカジュアルなものまでバラエティはもはや無限!そこで本稿では、今年の映画トピックも交えながら、ハロウィンにコスプレしたくなる映画作品を紹介していく。今年のコスプレにまだ悩み中の人は、ぜひ参考にしてみてほしい。

今年の話題作はコレ!『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』アーサー&リー

一流のコメディアンを夢見る男性が歪んでいく様子を描く『ジョーカー』
一流のコメディアンを夢見る男性が歪んでいく様子を描く『ジョーカー』[c]Everett Collection/AFLO

これまでも定番コスプレの一つであったジョーカー。一口に”ジョーカー”と言っても、実写版だけでホアキン・フェニックス版、ヒース・レジャー版、ジャレッド・レト版、シーザー・ロメロ版、ジャック・ニコルソン版と数パターンあるが、基本的には、白っぽくした肌に真っ赤な口紅、緑のヘアカラー、そして赤または紫系のスーツが彼のシンボル。そして、フェニックス版である新作『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(公開中)におけるジョーカーといえば、ピエロメイクが印象的だ。

『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』で初登場したリー。彼女の怪しげな雰囲気も魅力的(『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』)
『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』で初登場したリー。彼女の怪しげな雰囲気も魅力的(『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』)[c]Everett Collection/AFLO

さらに本作では、レディ・ガガが演じるリーという女性が登場するが、ブロンドヘアに目元にはダイヤのような形のアイメイクと、こちらもコスプレしたくなってしまうアバンギャルドなビジュアル。パートナーや友人と2人で、アーサー&リーに扮してみれば、2人の気持ちがわかる…かも?

近年の大大大定番『スーサイド・スクワッド』ハーレイ・クイン

色っぽさはもちろん、ヤンチャさもにじむハーレイ・クイン(『スーサイド・スクワッド』)
色っぽさはもちろん、ヤンチャさもにじむハーレイ・クイン(『スーサイド・スクワッド』)[c]Everett Collection/AFLO

上述の、ジャレッド・レト版ジョーカーが登場する『スーサイド・スクワッド』(16)のヒロインであり、犯罪者であるハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)。もともとはアーカム・アサイラムに勤める精神科医だったが、ジョーカーに恋したことでサイコパスのような性格になってしまった女性だ。

ハーレイはもともと、アーカム・アサイラムに勤める精神科医だった(『スーサイド・スクワッド』)
ハーレイはもともと、アーカム・アサイラムに勤める精神科医だった(『スーサイド・スクワッド』)[c]Everett Collection/AFLO

精神科医ハーリーン・クインゼルとしての女医ルックも魅力的だが、プラチナブロンドの髪をツインテールにし、結んだ毛先を青と赤に染め、タイトなTシャツにローライズなホットパンツ、そしてスニーカーブーツという派手なコーディネートはたちまち観客の心を掴み、公開後から早速ハロウィンの仮装としてチョイスする人が急増。街中をハーレイが何十人と歩き回るほどとなった。

悲しい過去を背負う妖刀使いのカタナ(『スーサイド・スクワッド』)
悲しい過去を背負う妖刀使いのカタナ(『スーサイド・スクワッド』)[c]Everett Collection/AFLO

また、本作ではもう一人印象的な装いのキャラクターがいる。それが日本の妖刀使いであるカタナ(福原かれん)。黒い髪をストンと下ろし、額に赤い丸が刻まれた日の丸風の仮面、サラシ、赤いタスキ、スキニーパンツと、“ハリウッド風日本”が詰め込まれたキャラクター造形。和テイスト(?)のコスプレ希望の方にはぜひおすすめしたいキャラクターだ。

頬の渦巻きがアイコン「ソウ」シリーズでおなじみのビリー

大きな目に頬の赤い渦が異様な雰囲気を醸しだすビリー(『ソウX』)
大きな目に頬の赤い渦が異様な雰囲気を醸しだすビリー(『ソウX』)[c]Everett Collection/AFLO

殺人鬼ジグソウに捕らえられ、その指示に従って命懸けのデスゲームに挑まされる“プレイヤー”たちの姿を描くソリッドシチュエーションスリラーの人気シリーズ「ソウ」。10作目となる『ソウX』が現在公開中だが、そんな本作でひときわ目を引くのが、三輪車を漕いでプレイヤーの前に時折姿を現すビリー人形だ。

真っ白な顔に飛び出したような頬骨、そこに描かれた赤い渦巻き、黒い目の中心でギラつく赤い目…と、かなり強烈なビジュアル。その造形を再現したコスプレ用のマスクも販売されているようだが、ビリー”ライク”なコスプレをするならば、なるべく白っぽくした肌に赤い渦巻きを描き、目元を黒っぽく囲む、というやり方も。黒いスーツ+赤い蝶ネクタイ&ポケットチーフ、加えて赤い三輪車に乗って登場すれば…もはや完璧!?

どっちのウェンズデーに挑戦する?『アダムス・ファミリー』「ウェンズデー」

ピタッとセンターで分けた前髪がトレードマークの『アダムス・ファミリー』版ウェンズデー
ピタッとセンターで分けた前髪がトレードマークの『アダムス・ファミリー』版ウェンズデー[c]Everett Collection/AFLO

チャールズ・アダムスによるカートゥーンを原作としたホラーコメディ『アダムス・ファミリー』(91)。本作でクリスティーナ・リッチが演じたウェンズデーは、青白い肌に、青黒いほど黒い髪をキッチリとセンター分け&三つ編みにし、ゴシックなワンピースを着用。ハロウィンらしい雰囲気も相まってこれまでも定番のコスプレだった。

ドラマ「ウェンズデー」版のウェンズデーは、目元は少し黒っぽく、リップもボルドー系でダークトーンに統一
ドラマ「ウェンズデー」版のウェンズデーは、目元は少し黒っぽく、リップもボルドー系でダークトーンに統一[c]Everett Collection/AFLO

しかし、2022年配信の「ウェンズデー」でジェナ・オルテガが演じた新たな”ウェンズデー”が登場するや、たちまちこちらも新定番に。リッチ版と異なり前髪は下ろし、ほんの少し真ん中で分けた程度。黒みがかったボルドーカラーのリップに縦ストライプが入った制服、そしてなんといっても、下から睨みつけるような表情がオルテガ版の肝。工作に自信がある場合は、ウェンズデーの相棒(?)のハンドを作って肩に乗せておくのもアリだ。

ちなみに、『アダムス・ファミリー』でウェンズデーを演じたリッチは、ドラマ「ウェンズデー」でマリリン・ソーンヒルというウェンズデーが通うネヴァーモア学園の先生役として出演している。ソーンヒルもまた、赤みがかったロングヘアにパッツン前髪、そして角が尖った大きなメガネと、インパクト大のルックス。被らないコスプレを探している人は、ソーンヒル先生もオススメ。


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