「“縁の力”の温かさに優しい気持ちになった」「言葉の意味を知れてよかった」…『アイミタガイ』のタイトルの意味に映画ファンも感無量!

コラム

「“縁の力”の温かさに優しい気持ちになった」「言葉の意味を知れてよかった」…『アイミタガイ』のタイトルの意味に映画ファンも感無量!

自分と重なるシーンに思わず共感!あなた自身の物語へと続いていく

様々な立場、感情を抱える人々を描いた群像劇であり、どんな人にも訪れるような、時に些細で、時に重たい人生の普遍的な瞬間が描かれている本作。それだけにリアリティのあるキャラクターやセリフ、シーンに共感を覚えた人も多かったようだ。

思わず共感してしまうような様々な境遇の人々が登場する
思わず共感してしまうような様々な境遇の人々が登場する[c] 2024「アイミタガイ」製作委員会

「梓の祖母の『この家から梓を切り離すことはしない』というセリフが印象深く、就職で家を離れる予定があるので、家族に言われたらこの言葉が力になると思った」(20代・女性)
「職場で、結婚しているかどうかが未だに評価の対象となるせつなさや、子どもの死を受け入れられない親の気持ち、戦争への想いに共感した」(50代・女性)
「亡くなった叶海の母のシーンは、同じく子を持つ身として、なかなか受け入れられない悲しみにとても感情移入してしまった」(30代・女性)
「学校のトイレでいじめられている梓を、叶海が助けるシーンで、叶海の強さに心が動き勇気をもらえました」(30代・女性)


また、「親友や娘を亡くしたキャストたちの表現が、演技とは思えませんでした。すばらしかったです」(30代・女性)とあるように主人公の梓を演じた黒木華をはじめ、藤間爽子中村蒼西田尚美田口トモロヲ風吹ジュン草笛光子といった大ベテランまで、実力派俳優たちのナチュラルな演技も心に沁み入るものがある。

「黒木さんの心の動きがとてもこまやかに表現されていて涙を誘い、中村さんの表情が優しくて見ているだけで安心感のある存在だった」(40代・女性)、「黒木さんと中村さんが演じるカップルのシーンは自然な会話とユーモアが微笑ましかった」(30代・男性)といった主人公たちカップルを筆頭に、各キャストを称賛する声が挙がっていた。

草笛光子、安藤玉恵といった実力派俳優が顔をそろえている
草笛光子、安藤玉恵といった実力派俳優が顔をそろえている[c] 2024「アイミタガイ」製作委員会

「藤間さんのちょっとした表情の印象が強く残り、中学時代の叶海役の白鳥さんからも、その雰囲気を終始感じ、ストーリーのずっとどこかに叶海を感じました」(40代・女性)
「中村さんと田口さんが演じる澄人と優作も、それぞれのペースでパートナーに寄り添おうとしていて、少し不器用な優しさが心に沁みました」(40代・女性)
「草笛さんと風吹さんの美しさと、短い出演時間でも光る存在感はさすがでした」(30代・女性)
「草笛さんのドレス姿が美しい。歩き方や姿勢もとにかく美しい」(30代・女性)

みんなにも知ってほしくなる“相身互い”という言葉

本作を象徴している“相身互い”という言葉の意味とは?
本作を象徴している“相身互い”という言葉の意味とは?[c] 2024「アイミタガイ」製作委員会

「造語かと思った」といったコメントが並ぶなど、試写会参加者のほとんどの人が本作で初めて、映画のタイトルでもある“アイミタガイ”という言葉を知ったという。漢字では「相身互い」と書くこの言葉は、人が互いに助け合うことを指す言葉で、誰かを想ってしたことが巡り巡って見知らぬ誰かをも救う本作のテーマを象徴している。本作を鑑賞後、観客たちも「相身互い」という言葉に好意的な印象を持ったようだ。

「お互い様という意味で捉えていましたが、本作を観て、損得や余計な感情はなしに、ただ相手を想いまっすぐな気持ちを行動に移す。それが巡り巡って自分の身に“素直な想い”として誰かから戻ってくるのではないかと感じた」(60代・女性)
「最初カタカナで見た時は“?”だったけど、映画を観ていい言葉だなと思った。これから使っていこうと思う」(40代・女性)
「造語かと思うくらい知りませんでしたが、むしろ本作でこの言葉を知れてよかったです!」(30代・女性)
「とてもいい言葉だと思います。なにかのためではなく、世界は相身互いでできていると信じたいです」(20代・女性)


実際に、自分が気づかぬうちに体験していた“相身互い”な出来事やエピソード、さりげない人の言動に支えられてきた経験を思い出した人も多かったようだ。

「転職するかどうか迷った時に友人から『どうせ後悔するならやって後悔したほうがいい』と言われて決心。その友人とはいまでも付き合いがある」(50代・女性)
「旅行中にバスがなくて困っていた観光客の方をレンタカーに乗せました。私も海外で多くの人に思いがけず助けてもらった経験があって、巡る巡る想いがありました」(30代・女性)
「溝にはまって動けない車いすの人を駅まで送ったことがある。駅までの道中、話をするのが楽しかった」(40代・女性)
「これまでたくさんの方々に助けられて来たんだなと、映画を観て改めて感じました」(30代・女性)
「どこかで誰かに背中を押され、押しているといいなぁと思った」(20代・男性)

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