可愛いけれど不気味…『イマジナリー』の陰の主役、テディベアの“チョンシー”の秘密とは?

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可愛いけれど不気味…『イマジナリー』の陰の主役、テディベアの“チョンシー”の秘密とは?

ジェイソン・ブラム率いるブラムハウス・プロダクションズの最新作となる『イマジナリー』がついに本日11月8日に日本公開を迎えた。このたび本作から、物語の陰の主役と呼ぶべきティディベアの“チョンシー”の製作秘話が明らかになる特別映像が解禁された。

【写真を見る】可愛らしい見た目とは裏腹に、ただよう不気味な違和感…映像のなかでは“本性”が
【写真を見る】可愛らしい見た目とは裏腹に、ただよう不気味な違和感…映像のなかでは“本性”が[c]2024 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

夫と2人の継娘と暮らしながら、毎晩見る悪夢に苦しんでいた絵本作家のジェシカ(ディワンダ・ワイズ)は、環境を変えるために幼い頃に暮らした家へと引っ越すことを決める。末の継娘アリス(パイパー・ブラウン)は家の地下室で古びたテディベアを見つけ、“チョンシー”と名付け異常なほどの愛情を抱くようになる。やがてその友情が、不可解な現象と想像を絶する恐怖を引き起こすことに。

本作に登場するクリーチャーを制作したのは、数々の受賞歴を誇るアニマトロニクスとプラクティカル・エフェクトの専門集団スペクトラル・モーション。撮影用に用意された“チョンシー”は柔らかいぬいぐるみのものが2種類と、シーンに応じて自由にポーズを変えることができるもの、そして動かすことができるパペットタイプの計4種類。

解禁された映像のなかでジェフ・ワドロウ監督は、チョンシーを定番でありながらもどこか悲しげな表情をしたテディベアにしたかったとこだわりを明かし、「目や眉を変化させる方法や口角を上げさせる方法を検討し、すぐに顔の付け替えができる案を採用した。おかげでチョンシーの表情を効率よく変えることができた」と振り返る。

【写真を見る】可愛らしい見た目とは裏腹に、ただよう不気味な違和感…映像のなかでは“本性”が
【写真を見る】可愛らしい見た目とは裏腹に、ただよう不気味な違和感…映像のなかでは“本性”が[c]2024 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

また、観客に違和感を抱かせる仕掛けが随所に織り交ぜられており、例えば左目が右目より少し上にあったり、耳や口元には若干の歪みが。さらにチョンシーの声を担当しているのはアリスを演じたブラウン自身。クリエイターたちの想像力と技術の結晶として生まれた、可愛いけれど不穏な空気が見え隠れするチョンシー。是非とも細部にまで注目しながら、その正体をスクリーンで目撃してほしい。


文/久保田 和馬

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