ルーカスフィルムと「X-MEN」シリーズのサイモン・キンバーグがタッグを組み、「スター・ウォーズ(SW)」の新たな3部作の開発が進められていることがわかった。「Variety」など全米の複数メディアが報じている。
ジョージ・ルーカスが生みだした『スター・ウォーズ』(77)から幕を開け、実写映画やアニメーションなどさまざまなかたちで展開してきた「SW」シリーズ。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(19)で、ひとつの大きな軸となる“スカイウォーカー・サーガ”完結を迎えた以後も、ディズニープラスの複数のドラマシリーズを中心に現在進行形で拡大を続けている。
直近では「マンダロリアン」の続編となる新作映画『The Mandalorian & Grogu』が2026年5月22日(金)に北米公開を控えているほか、2026年と2027年末にもタイトル未定の新作映画が予定されていると伝えられている。また、ジェームズ・マンゴールドやタイカ・ワイティティ、ショーン・レヴィ、ライアン・ジョンソンなどの人気監督がそれぞれSW関連のプロジェクトを進めていると報じられてきたが、それらの進捗は明らかになっていない。
そして今回明らかになった新3部作は、キンバーグが脚本とプロデュースを担当。また、キャスリーン・ケネディもプロデュースに加わる見通しとなっている。「Variety」の報道によれば、一部メディアが報じた“スカイウォーカー・サーガの続きの物語”ではなく、新たなキャラクターが登場する新シリーズの幕開けになるとのことで、ストーリーの詳細については不明。
過去に『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15)でクリエイティブ・コンサルタントを務めるなど、「SW」とゆかりの深いキンバーグは現在、プロデュース作や脚本作など多くのプロジェクトが待機中。『X-MEN: ダーク・フェニックス』(19)で監督デビューを果たしているが、今回のプロジェクトでは他の監督が立てられる可能性が高そうだ。まだ開発の初期段階にある「SW」新3部作。本格的な始動を楽しみに待とう!
文/久保田 和馬