『レッド・ワン』『風都探偵』など4作品が初登場
さて、前週に初登場で1位を飾った『ヴェノム:ザ・ラストダンス』(公開中)は、週末3日間で動員12万8204人、興収1億9268万520円を記録し2位に。これで累計成績では動員65万人&興収10億円を突破。シリーズ3作連続で興収10億円超えを達成している。
また公開5週目を迎えた『室井慎次 敗れざる者』(公開中)は、この週末に後編『室井慎次 生き続ける者』(11月15日公開)の先行上映が行われた効果か、週末3日間で動員4万9600人、興収7100万円を記録し、前週から2ランクアップの3位に浮上。累計成績は動員107万人&興収14億円を突破しており、11月7日には「踊る大捜査線」シリーズ累計興収500億円に到達したことも発表された。
今週は他に、4つの新作タイトルがランクイン。4位に初登場したのは、ドウェイン・ジョンソンとクリス・エヴァンスが共演を果たした『レッド・ワン』(公開中)。クリスマス・イヴ前夜に誘拐されたサンタクロースを救出すべく、護衛隊長と賞金稼ぎが奔走する同作は、北米よりも1週早く、ヨーロッパ諸国をはじめ世界の多くの国々と同日公開。初日から3日間で動員4万9000人、興収7500万円を記録しており、ここから本格化するクリスマスシーズンに向けて、息の長い興行に期待がもてそう。
5位には「仮面ライダーW」の正統続編として2022年から放送&配信されたアニメシリーズの劇場版となる『劇場版「風都探偵 仮面ライダースカルの肖像」』(公開中)が、8位には日向坂46の元メンバーである渡邉美穂とINIの木村柾哉がダブル主演を務めた『あたしの!』(公開中)、10位には石井裕也監督が池松壮亮を主演に迎えたヒューマンミステリー『本心』(公開中)がそれぞれランクインを果たした。
以下は、1~10位までのランキング(11月8日〜11月10日)
1位『劇場版「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACK』
2位『ヴェノム:ザ・ラストダンス』
3位『室井慎次 敗れざる者』
4位『レッド・ワン』
5位『劇場版「風都探偵 仮面ライダースカルの肖像」』
6位『十一人の賊軍』
7位『八犬伝』
8位『あたしの!』
9位『スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム』
10位『本心』
今週末は、3位にランクインした『室井慎次 敗れざる者』の続きが描かれる2部作の後編『室井慎次 生き続ける者』(11月15日公開)、第73回アカデミー賞作品賞受賞作の24年ぶりの続編となる『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』(11月15日公開)、ダンス&ボーカルグループBE:FIRSTのライブドキュメンタリー映画第2弾『BE:the ONE -MEANT TO BE‐』(11月15日公開)などが控えている。
文/久保田 和馬