小太郎が働く小学校の生徒たちを中心に話題を集める「銭天堂」だが、店に誘われる幸運な人は小学生に限らない。
バイリンガール
かわいらしい人形「バイリンガール」は、身につけると違う国の人と話すことができるようになるというもの。本作では、英語が苦手だった少女がこの「バイリンガール」の力によって流暢な英語を話す姿が描かれる。
おもてなしティー
小太郎の同僚、有馬先生(じろう)が購入したのは、2人分の紅茶を淹れると、話し相手が目の前に現れる「おもてなしティー」。紅茶を飲み干すと相手は消えてしまう。最後の1杯には強い出会いの魔法が込められていて、運命の相手を呼び出せる力を持っている。
虹色水あめ
美大受験を目指し、美術予備校に通う小太郎の妹まどか(平澤宏々路)だったが、急に絵が描けなくなってしまう。親友の百合子(伊礼姫奈)との画力の差に焦ったまどかは、銭天堂で「虹色水あめ」を購入。丸いビンには水あめ、小さなビンには変化液が入っており、水あめに変化液を垂らしスプーンでかき混ぜると色が次々に変化し、それをなめると心が洗われる。
おしゃれサブレ
小太郎の大学時代の後輩で、ファッション雑誌の編集者となった陽子(伊原)だったが、おしゃれに疎い彼女は四苦八苦してしまう。困り果てた陽子が銭天堂で紅子に勧められたのは、「おしゃれサブレ」。これを食べると、自分に似合う洋服やバッグが光って見えるという。
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相手の心の隙につけ込む、よどみが売るお菓子たち
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