C・イーストウッド監督『グラン・トリノ』が国内で10冠達成!
“生ける伝説”としてハリウッドに君臨するクリント・イーストウッド監督作『グラン・トリノ』(08)が国内の映画祭・媒体で相次いで受賞している。
本作は、イーストウッド扮する頑固な老人が、異なる文化をもつ異民族の隣人と接していくうちに心を通い合わせ、衝撃のラストへと実を結ぶ感動作。第34回報知映画賞や第64回毎日映画コンクール、第52回ブルーリボン賞、雑誌・キネマ旬報など合わせて10の映画賞・媒体で選出された(1月28日時点)。
イーストウッド監督が「俳優引退作になるかも」と発言したことから注目を集め、その老成した演技と監督としての手腕から“クリント・イーストウッドの集大成”と呼ばれている。
2月5日(金)には、監督30作目となる最新作『インビクタス 負けざる者たち』の公開も控えている。南アフリカを舞台に、ネルソン・マンデラ大統領がラグビー代表チームのキャプテンと共に、国と、国民の心を“ひとつ”にしようとした実話を基にした感動のヒューマンドラマで、マンデラ大統領に扮したモーガン・フリーマンが、“似ている”ことも話題になっている。
79歳にしてなお現役。第一線で活躍し続けるイーストウッド監督の動向に目が離せない。【Movie Walker】
■『グラン・トリノ』国内受賞リスト(2010年1月28日時点)
「FRaU」ベストシネマ09 No.1/「オトナファミ」ベストムービー No.1/「週間現代」 09ベストシネマ/第34回報知映画賞 外国映画賞グランプリ受賞/「MOVIE PLUS」 BEST OF BEST 2009 ベストディレクター受賞(クリント・イーストウッド)/第64回毎日映画コンクール 外国映画ベストワン賞 受賞/「キネマ旬報」ベストテン 洋画部門 ベスト1受賞/「SCREEN」ベストシネマ 2009 外国映画部門 受賞/「この映画がすごい!」09年映画ランキング No.1/第52回ブルーリボン賞 外国映画部門 グランプリ受賞