もう観られる!『オッペンハイマー』『シビル・ウォー』『憐れみの3章』など早くも配信中の2024映画を振り返り
アカデミー賞を席巻!“原爆の父”の半生描く『オッペンハイマー』
第96回アカデミー賞で作品賞など最多7冠に輝き、大きな話題を呼んだ一作。“原爆の父”と呼ばれた物理学者、ロバート・オッペンハイマー(キリアン・マーフィー)の半生を、『ダークナイト』(08)などのクリストファー・ノーランが重厚なタッチで描いた。
原子爆弾開発の過程から、その原爆の日本への投下に対するオッペンハイマーの悔恨、さらに冷戦時代に受けた批判などを通し、一人の科学者の内面が浮き彫りに。原爆被害が直接的に描写されなかったことや、科学の急速な発展への疑問など、改めて観ることで作り手の意図を探ってほしい。
『-1.0』との観比べも!『ゴジラxコング 新たなる帝国』
ゴジラとキングコングという2大怪獣キャラが競演した第2弾。ゴジラは地上、コングは地下と、それぞれのテリトリーを守っていたが、新たな脅威が生まれ、両者の激闘が余儀なくされる。
アカデミー賞で日本映画『ゴジラ-1.0』(23)が視覚効果賞を受賞した直後の公開だったので、両方を観比べることでも話題に。今回はモスラも登場し、意外な活躍を見せる。豪快なノリが優先され、ツッコミどころも楽しめる“お祭り”的なモンスター・エンタテインメントだ。
マーベルの人気者がついにタッグ『デッドプール&ウルヴァリン』
世界興行収入で2024年の第2位(実写では1位)と、特大ヒットを記録。マーベルの超人気キャラ2人が初めて映画で共演するとあって、期待どおりの痛快アクションが完成された。
世界の運命を決めるミッションをめぐり、そのカギを握るウルヴァリンを捜してデッドプールがマルチバースを奔走。デッドプールの悪ノリは前2作以上に加速し、サプライズで登場するキャラも多数。デッドプール役ライアン・レイノルズとウルヴァリン役ヒュー・ジャックマンの抜群な相性だけで飽きさせない快作だ。
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