イ・ジョンウン、パク・ソンフン、イ・ドンフィ…2025年期待のバイプレイヤー俳優を韓国ライターが一挙紹介!

コラム

イ・ジョンウン、パク・ソンフン、イ・ドンフィ…2025年期待のバイプレイヤー俳優を韓国ライターが一挙紹介!

バイプレイヤー界のスーパールーキー!作品の緊張感を和らげるイム・チョルス

ヴィンツェンツォの“ガチ勢”を演じていた姿が記憶に新しい
ヴィンツェンツォの“ガチ勢”を演じていた姿が記憶に新しい[c]tvN

“2024年を代表するシーンスティラー”として、イム・チョルスを挙げたい。「愛の不時着」で、主人公・セリの保険担当者役でお茶の間に顔を知らせた後、「ヴィンツェンツォ」でのヴィンツェンツォの熱烈ファンの海外犯罪組織対応チーム長、アン君役で知名度を上げた彼。「涙の女王」では、キム・スヒョン演じるヒョヌを監視する役で笑いを届けてくれた。最新出演作「その電話が鳴るとき」でも、ちょっとヌケてる大統領室課長役で、ドラマの緊張感を和らげる役割を。基本的にコミカルな役が多いのだが、「貞淑なお仕事」では、前科がある為に定職に就けず貧しい生活だけど妻と子どもを心から大切にする夫役を好演。ある選択のせいで思わぬ事態となり苦しむ姿が涙を誘った。2024年はカメオ出演も含めてドラマ4作品に出演。役柄の重要度も上がっており、作品に欠かせないバイプレイヤーになってきた。演劇界で鍛えた演技力で、2025年はさらに幅広い魅力で楽しませてくれると思う。
(ライター・鳥居美保)

まだ12歳!? 大人に負けない演技力で驚かせてくれる“天才子役”、パク・ソイ

将来が楽しみなパク・ソイ
将来が楽しみなパク・ソイ[c]JTBC

黒目がちな瞳だけで様々な感情を演じ分ける子役出身のパク・ソイ。彼女が出ているだけで作品に安定感がプラスされるさすがの存在感。「ヒーローではないけれど」で演じた内向的な娘役は、子役ではなく1人の助演俳優として大きなポテンシャルを感じさせた。まだ12歳、これからどんどん伸びていくことでしょう。
(ライター・平井伊都子)

出演するドラマは全て大ヒット!“バイプレイヤー”の域を超えてきたパク・ソンフン

「イカゲーム」シーズン2でのキャラクターがとても新鮮だった
「イカゲーム」シーズン2でのキャラクターがとても新鮮だった[c]Netflix

日本にファンクラブもあるパク・ソンフンはもう“バイプレイヤー”の域を超えた存在かも。「ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜」「涙の女王」の強烈なヴィランから主役俳優への過渡期にあるなか、難しい役を演じた「イカゲーム」シーズン2が大きなステップになると期待。
(ライター・平井伊都子)

日本でも大人気の“イケメン死神”が、歴史大作で新境地開拓!イ・ドンウク

“イケオジ”の代名詞、イ・ドンウク 
“イケオジ”の代名詞、イ・ドンウク [c]2024 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved.

「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」の死神役で日本でも人気が高いイ・ドンウク。2024年は元傭兵の叔父さんを演じた「殺し屋たちの店で華麗なアクションを見せつけ、『シングル・イン・ソウル』(23)では偏屈なカリスマ塾講師をユーモアたっぷりに演じていた。そんな彼が出演した歴史大作『ハルビン(原題:하얼빈)』が年末に韓国で公開され、『ソウルの春』(23)を超える初日観客動員数を記録するほどのヒットを記録中だ。ヒョンビン、パク・ジョンミン、チョ・ウジン、チョン・ヨビン、ユ・ジェミョンといったスター俳優がズラリ揃った同作でのドンウクの役どころは、ヒョンビン扮する安重根と対立する独立軍のイ・チャンソプ。ウ・ミンホ監督は「存在感のあるイ・チャンソプという人物を完璧に演じきったイ・ドンウクの新しい顔をもう一度見ることができると」と語っており、主演でも助演でも個性を存分に発揮できるイ・ドンウクの新たな代表作になることだろう。
(エディター・細矢草平)

グローバルに活躍する国際派女優が韓国映画で新たな一面を見せる!クローディア・キム

『満ち足りた家族』でソル・ギョングと夫婦を演じたクローディア・キム
『満ち足りた家族』でソル・ギョングと夫婦を演じたクローディア・キム[c]2024 HIVE MEDIA CORP & MINDMARK ALL RIGHTS RESERVED

昨年の釜山国際映画祭で『満ち足りた家族』(24)を観た瞬間から、私的名バイプレイヤーリストにインしたのが、クローディア・キムだ。『満ち足りた家族』では、じりじりと歯車が狂っていく一族のなかで、揺れながらも唯一の良心を保つ姿を演じていたのが、印象的だった。英語名からも察せられるように、幼いころアメリカに渡り、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(15)、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(18)などに出演してきた国際派。2025年には秋にTVINGで配信予定のドラマ「神の玉(原題:신의구슬)」にアン・ボヒョンやイ・ソンミンが出演する主演級でクレジットされているので、要注目!
(ライター・桑畑優香)

出演していれば名作確定!進化し続けるキム・ソヒョン

“信じて観る俳優”キム・ソヒョン 
“信じて観る俳優”キム・ソヒョン [c]2024 CJ ENM Co., Ltd. ALL RIGHTS RESERVED

韓国語で「信じて観る俳優」という言葉がある。「この人が出るなら必ず名作になるはず、と信頼できるキャスト」という意味だ。キム・ソヒョンは、まさにその筆頭格。冷徹な入試コーディネーターを怪演して強烈な爪痕を残した「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」しかり、欲望に翻弄される財閥の家族を演じた「Mine」しかり。ラグジュアリーな世界に身を置く役がピッタリかと思えば、新人監督が手がける独立映画『ビニールハウス』(22)への出演を快諾し、どん底を生きる介護士役に挑んだりもする。実は1994年にドラマ「明日は愛」でデビューして以来、長くバイプレイヤーとしてキャリアを積み、初の単独主演を果たしたのはごく最近のこと(2020年のドラマ「誰も知らない」)。たくさんの出演オファーが舞い込むなか、あえて独立映画『ビニールハウス』に出演した背景には、「若き才能をサポートしたい」という気持ちがあったと明かす。ハートウォーミングな『DOG DAYS 君といつまでも』(24)では、飄々とした獣医役で、ユ・ヘジンとのコミカルなラブシーン(!)も。一作ごとに予想を裏切る挑戦を続ける、進化系俳優だ。
(ライター・桑畑優香)


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