R2-D2、IG-11、SM-33…海賊から長老に家族まで「スター・ウォーズ」に登場するドロイドを集めてみた

コラム

R2-D2、IG-11、SM-33…海賊から長老に家族まで「スター・ウォーズ」に登場するドロイドを集めてみた

ドロイドに着目すると、さらに「スター・ウォーズ」の世界観が広まる!

●ヒュイヤン
登場作品:「スター・ウォーズ:アソーカ」ほか

「クローン・ウォーズ」にて初登場したヒュイヤン(「スター・ウォーズ:アソーカ」)
「クローン・ウォーズ」にて初登場したヒュイヤン(「スター・ウォーズ:アソーカ」)[c]2025 Lucasfilm Ltd.

寿命がある知的生命体に比べ、ドロイドは機械であるためメンテナンスをしっかりすることで、知的生命体とは比べものにならない時間を過ごすことができる。テレビアニメシリーズ「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」に登場し、その後「スター・ウォーズ:アソーカ」で再登場を果たした、ものづくりをサポートするアーキテクト・ドロイドのヒュイヤンは、何世紀にもわたってジェダイ・オーダーに仕え、ライトセーバーの作成方法を教えてきた生き字引、もしくは長老とも言える存在。

ヨーダよりも古い時代からジェダイに仕えたヒュイヤン(「スター・ウォーズ:アソーカ」)
ヨーダよりも古い時代からジェダイに仕えたヒュイヤン(「スター・ウォーズ:アソーカ」)[c]2025 Lucasfilm Ltd.

彼のデータバンクには古代のジェダイのしきたりや歴史などを記録し、ジェダイ騎士が代替わりするなかでそれらの知識を代々伝える役目を担ってきた。オーダー66によってジェダイ・オーダーが滅亡した後も破壊を免れ、銀河帝国の崩壊後にはアソーカ・タノと行動を共にしている。膨大な知識を持つヒュイヤンは、アソーカにとっても指導者のような存在であり、ほかのドロイドとは異なる古老的な存在感が大きなドロイドだ。


●ピップ
登場作品:「スター・ウォーズ:アコライト」

ポケットサイズのドロイド、ピップ(「スター・ウォーズ:アコライト」)
ポケットサイズのドロイド、ピップ(「スター・ウォーズ:アコライト」)[c]2025 Lucasfilm Ltd.

ドロイドと言えば、ほとんどの場合は自律稼働型を思い浮かべるが、なかにはちょっと特殊な形状のものも存在する。「スター・ウォーズ:アコライト」に登場した小型のドロイド、ピップだ。主人公オーシャのカバンやポケットに収まるほどの小型サイズで、見た目も四角い電子機器のような形状。宇宙船の様々な修理に役立つ機能を持ち、修理作業にともなう膨大なデータが詰め込まれている。修理の状況に合わせて内蔵されているツール機能を提案し、宇宙船のメカニックであるオーシャのサポートを行う。ツール機能のほか、カメラや発信機、ライトなどが内蔵され、分離させて遠隔的に動かすこともできる。もちろん言語を理解し、コミュニケーションを取ることができるので、知能を持つマルチツールとなっているのだ。

ここで紹介した以外にも、ドロイドはいろいろな「スター・ウォーズ」関連作品を世界観として繋ぐ役目も担っている。「エイペックスレジェンズ」で知られるリスポーン・エンタテインメント開発のゲーム「スター・ウォーズ ジェダイ」シリーズは、オーダー66で生き残ったジェダイ、カル・ケスティスが主人公となるアクションアドベンチャー。その相棒となるのが、カルの背中に取り付き、冒険の手助けをする小型ドロイドのBD-1。危険な場所での行動をサポートするために設計されたBDユニットは、「マンダロリアン」や「ボバ・フェット」でもBD-72として登場している。

また、「スケルトン・クルー」の第1話に登場する、アト・アティンでスクールバスを運転するドロイドはRXシリーズと呼ばれるタイプ。ディズニーランドのアトラクション「スター・ツアーズ」初代版においてスタースピーダー3000を操縦してくれたRX-24と同型となっている。このように、ゲームやアトラクションなど、ドロイドは映像作品以外の世界観を繋げる役目を果たしており、「スター・ウォーズ」にとって欠かせない存在であることは間違いない。ドロイドに目を向けると、「スター・ウォーズ」の世界観をより広く見ることができるはずなので、今後も彼らの存在をぜひチェックしてシリーズを楽しんでみてほしい。

「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」はディズニープラスで独占配信中!
「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」はディズニープラスで独占配信中![c]2025 Lucasfilm Ltd.

文/石井誠

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