『見える子ちゃん』公開が6月6日に決定!ティザービジュアル&”見える”ヤバい特報映像も到着
泉朝樹によるホラーコメディ漫画が原作の『見える子ちゃん』の公開が6月6日(金)に決定。このたび、ティザービジュアル&違和感が“見える”ヤバい特報映像が解禁となった。
泉がSNSで発表した第1話が大きな話題を呼び、2018年に「ComicWalker(現:カドコミ)」で連載が開始された「見える子ちゃん」。カドコミ、ニコニコ漫画、pixivコミックでの累計閲覧数は8,500万回を超え、国内累計発行部数は300万部を突破する人気作となった。突然見えるようになった霊に怯えながらも、それを無視し続ける主人公の高校生、四谷みこ役を原菜乃華が務めるほか、みこを取り巻く百合川ハナと二暮堂ユリア、映画オリジナルキャラクターである権藤昭生をそれぞれ久間田琳加、なえなの、山下幸輝が演じる。
脚本、監督を担うのは、『予告犯』(15)、『忍びの国』(17)をはじめ多くのヒット作品を手掛ける中村義洋。『仄暗い水の底から』(02)、『残穢(ざんえ)―住んではいけない部屋―』(16)などでの恐怖表現に定評のある中村が、これまでのホラーとはまた一風変わった緊張感と青春映画としての爽やかさを併せ持つ新たなエンタテインメント作品に挑む。
解禁された特報映像では、みこが日常のいたるところで霊と遭遇し、それらを「見えていないフリ」でやり過ごそうとする学園生活が描かれる。映像の冒頭では、眠るみこに「見えるの?」と問いかける子どもの声や、友人と過ごす学校の何気ない一コマで「見えてる?」とささやきかける低い声、不穏な気配や異様な存在が突如みこの日常に出現する様子が映しだされている。
そんな状況を無視して乗り切ろうとするみこだったが、親友のハナに取り憑く霊が見えてしまい、最後にはYoutubeを参考に「なめんじゃねえ!」と啖呵を切るみこ。“なにか”が迫り、夕暮れの通学路にみこの恐怖に染まった叫び声が響き渡る。普通の学園生活のすぐそばに潜む、みこだけが“見える”恐怖が描かれる特報映像が、観る者の想像力を刺激する。
同じく解禁されたティザービジュアルは、目線の先に“なにかがいる”と認識したかのようなみこの身構えた表情が印象的。「この恐怖、無視できる?」というコピーとともに、みこだけに見える特異な世界を感じられるデザインとなっている。
さらに本作には、3組の人気YouTuberが本人役としてゲスト出演している。オウマガトキFILMは、ヒロ、トモ、カメラマンのTの3人で構成された名古屋を中心に活動するYouTuberグループで、心霊スポットや曰く付きの場所に潜入し、検証を行うスタイルで人気を博し、登録者数は67万人を超える。シークエンスはやともは、吉本興業に所属する霊視芸人で、自身の霊視能力を活かし、怪談や心霊体験を語るスタイルでテレビや登録者数46万人を超える自身のYouTubeチャンネルを中心に活躍中。松嶋初音は、タレント、司会、女優として多方面で活躍中。自身も「見える」能力を持つ人物として知られている。
また、昨年5月末にオウマガトキFILMの公式YouTubeチャンネル「逢魔時ノ裏通リ【オウマガトキのサブCH】」にアップされたシークエンスはやとも、 松嶋初音との対談動画「【徹底】幽霊に絶対やってはいけない5つの事」が、『見える子ちゃん』の劇中に登場するYouTube動画であり、本作とのコラボ企画であったことも判明した。今回の特報でも一部公開されているが、本動画が劇中でどんな風に登場するのかにも注目して欲しい。
次々と現れる不気味な存在にドキッとしつつ、まるでお化け屋敷にいるようなスリルとワクワク感を存分に味わえる『見える子ちゃん』。公開に向けて、解禁された特報映像でその恐怖を一足早く体感してほしい。
文/平尾嘉浩