森川葵、北村匠海、佐藤寛太の恋愛観とは?

インタビュー

森川葵、北村匠海、佐藤寛太の恋愛観とは?

若手人気女優・森川葵が『君の膵臓をたべたい』(公開中)の北村匠海、劇団EXILEの佐藤寛太というフレッシュな俳優ふたりと恋の三角関係を織り成すラブストーリー『恋と嘘』(10月14日公開)。舞台は、政府が国民の遺伝子情報を分析し、16歳で最良の結婚相手を通知するという自由恋愛禁止の近未来だ。“科学の赤い糸”で結ばれる恋人たちについて、3人はどう感じたのか?森川たちを直撃し、それぞれの恋愛観について聞いた。

今回の現場ですっかり意気投合した印象を受ける3人。森川が「匠海くんと寛太くんはインする前からごはんを食べに行っていたようで、すごく仲が良かったです。何だか人と人との距離感が普通の人とは違う気がしました」と言うと、北村は「いや、寛太くんがコミュニケーション能力が高いんだよ。僕は人見知りだし」と、佐藤の社交性の高さについて語る。

佐藤が「“おしゃべりモンスター”と言われたのはちょっと心外だったな。誰だ?そんなことを言ったのは?」と聞くと、北村が「言ったのは僕」としれっとした表情で答える。

森川は「最初にふたりが仲良くなって、それから寛太くんがずっと面白い話をしてくるので、私がそこに入っていった感じです。すごく楽しかったです」と笑顔を見せた。

森川が演じた仁坂葵は、幼なじみの司馬優翔(北村匠海)と、政府通知の相手である高千穂蒼佑(佐藤寛太)との間で心が揺れていく。政府通知で結婚相手を決められることについてどう思ったか?と聞いてみたところ、森川は「私はアリです。自分に最良の結婚相手がいるんだったら早く紹介してほしい」と賛成派だった。

「初めは『政府通知で結婚するなんて、本当に幸せなの?』と思っていました。でも、どんどん仲が良くなっていく高千穂と葵を見ていると、楽しそうな雰囲気が伝わってくるんです。要は過ごす時間の問題で、最初は幼なじみの司馬の方が葵のことをわかっているけど、結婚してからずっと高千穂といたら、彼が司馬レベルか、それ以上になってくれるんじゃないかと思って。完成した映画を観た時に、政府通知はいいんじゃないかと思いました」。

北村も「僕もアリです」と賛同する。「僕も映画が始まる前は『自由に恋愛する方がいい』と思っていたんですが、映画を観てみたら、政府通知っていいなと思う瞬間がありました。突如、現れた人間と結婚するなんて、果たして幸せなのか?と思っていたけど、幸せのあり方は人それぞれだし、映画を観る前は、幸せという価値観を勝手に決めつけていたんだなとも思いました。僕も映画を観て、高千穂推しになっていきました」。

佐藤は「政府通知が来る16歳という年齢が若すぎる」と反対。「結婚すると家族ができて縛られるというイメージに固執するつもりはないけど、僕はもう少しひとりでいて、いろんなところへ行ったり、いろんなものを見たりと、いろんな経験がしたい。だから、ひと通り経験した30歳くらいで、政府が提示してくれるのなら嬉しいかもしれないです。まあ、政府通知が当たり前の世界に住んでいたら、たぶん何の疑問も抱かずにその人と出会って、普通に結婚するとは思いますが、現実的に考えると若すぎるかな」。

心優しい司馬と男っぽい高千穂。2人のイケメンから愛されるヒロインを演じた森川に、彼らとの胸キュンシーンについて聞いた。森川は「ふたりに“ほっぺツン”をした時の表情です。すごく可愛い。胸がキュンとします」と、葵が不意打ちで声をかけ、彼らが振り向いた瞬間にほっぺをツンと押すシーンを挙げる。

北村は「あれね。悪い気はしないですよね(笑)」と嬉しそうだ。佐藤も「僕も。男からしたら『ウソ!?』という感じでドキドキする。今回いちばんキュンとしたんじゃないかと思うくらい、強烈な印象がありました」と興奮しながらうなずく。

北村が「ほっぺツンは、ちょっとおふざけだと思われているかもしれないけど、本作をきっかけに胸キュンのやりとりになっていくんじゃないかな。壁ドンみたいに流行らせたい」と提案すると、森川も「確かに。壁ドンは男がする側だから、女からのバージョンはほっぺツンに!」とノリノリだった。

マンガアプリ「マンガボックス」で人気を博し、アニメ化もされた『恋と嘘』。原作と繋がるアナザーストーリーとして展開される実写版では、森川、北村、佐藤によるキラキラした胸キュンシーンにときめいて!【取材・文/山崎伸子】

【森川葵】
スタイリスト:武久真理江
衣装:Yeti emamima

【北村匠海】
スタイリスト:鴇田晋哉

【佐藤寛太】
スタイリスト:杉本哲也
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