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及川光博のスター・ウォーズ愛が止まらない!シリーズの“聖地”日劇で公開までカウントダウン

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及川光博のスター・ウォーズ愛が止まらない!シリーズの“聖地”日劇で公開までカウントダウン

全世界がその全貌が明らかになる瞬間を、今や遅しと待ち望んでいるシリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』。12月15日(金)の公開に先駆けて14日、TOHOシネマズ日劇スクリーン1のロビーに、ライトセーバーをイメージして作られた、世界にたったひとつだけの“SWツリー”がお披露目され、カウントダウン点灯式が行われた。

会場に詰めかけた大勢の「スター・ウォーズ」ファンに見守られながら、公開前日の18時30分に全国32の劇場で行われる最速上映「プレミアム・ナイト前夜祭 特別上映」までの1か月を数えるカウントダウンタイマーのスイッチを押す大役を、俳優でアーティストの及川光博と、お笑いコンビ・キャイ〜ンの天野ひろゆき、そして主人公レイの日本語吹替版を担当する女優の永宝千晶が務めた。

シリーズ1作目の公開から、およそ40年間にわたり「スター・ウォーズ」を愛しつづける筋金入りの「スター・ウォーズ」ファンだという及川と天野。「小学校3年生の夏に初めてスター・ウォーズと出会った」と明かす及川は『ジェダイの帰還』のルークをイメージした衣装で登場し、ミッチースマイルを振りまく。また天野はジェダイローブを身にまといながらも「妻からよくジャバ・ザ・ハットみたいだと言われます」と笑いを取った。

「スター・ウォーズ好きに悪い人はいない」と断言する及川に「我々の世代はみんな通ってきている」と語る天野。2人の熱のこもったトークが終始止まらずに、会場中のファンたちからはたびたび同意を表す拍手が巻き起こった。公開当時のコラボアイテムや、90年代に流行したボトルキャップの思い出を振り返っていく2人。さらに及川は「メカニックのデザインが、今でもまったく色褪せず、かっこいい。これは芸術であり文化です」と、その熱の入りようをアピールした

そんな中、レイをイメージした衣装で登場した永宝は『フォースの覚醒』で初めて「スター・ウォーズ」シリーズを観たことを明かし、レイ役に決まったときのことを「事の重大さを理解していなくて、まったく実感がなかった」と振り返る。それからシリーズを一気に観たという永宝に、目を輝かせながら飛び跳ねて「どういう順番で観た?」と定番の質問を投げかける及川。会場のファンからは熱い拍手と歓声が飛んだ。

いまだ謎に包まれている最新作には様々な憶測が飛び交っている。及川は「カイロ・レンとルークが戦うのではないか」と期待をあらわにし、レイとルークの関係や、レイが誰の子供なのかなど、天野と2人で予想を立てて大盛り上がり。そんな2人を、何かを知っていそうな表情で見つめる永宝。2人から質問攻めを受けると、にっこりと微笑んではぐらかした。

そしてカウントダウン開始の18時30分が迫ると、会場に2体のストームトルーパーを従えたカイロ・レンが登場。ファン代表である及川、天野の2人と“光”と“闇”の間で揺れ動くレイとカイロ・レン。それぞれが最新作に託した様々な思いを胸に、カウントダウンタイマーのスイッチを押すと、たちまち“SWツリー”は本作のイメージカラーであり、ダークサイドの象徴である赤色に染まり、シリーズ最大の“衝撃”が待ち受けていると噂される最新作までの時を刻み始めた。

このイベントが行われたTOHOシネマズ日劇は、1933年に日本劇場の名前で東京の中心地・有楽町にオープンした日本屈指の大劇場。1978年6月24日に『スター・ウォーズ』第1作の封切りが行われた、まさに記念すべき場所なのである。第1作の巨大ポスターが、丸みを帯びたビルに堂々と掲げられている写真を、ファンならば一度は目にしたことがあるだろう。1984年に現在の有楽町マリオン11階に再オープンを果たしてからも「スター・ウォーズ」シリーズの聖地として、多くのファンから愛されてきたのである。

しかし、来春のTOHOシネマズ日比谷がオープンに合わせ、来年2月での閉館が決定。今回の最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は、聖地“日劇”で最後に公開される「スター・ウォーズ」として注目を集めることになった。この日のイベントに合わせて「プレミアム・ナイト 前夜祭 特別上映」のチケットが限定発売されるということで、多くのファンが大挙に押し寄せ、前夜から夜を通して騒然となる事態が発生していた。

一本の映画でこれだけの盛り上がりを見せるというのは、映画界を代表する大イベントである「スター・ウォーズ」ならでは。すべてのファンがその記念すべき瞬間に晴れやかな気持ちで立ち会うことができる1か月になってくれることを切に願いたい。【取材・文/久保田和馬】

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