錦戸亮、「市役所職員に見える」との声に「オーラ消してない」と苦笑い
吉田大八監督が山上たつひこといがらしみきおによる同名漫画を映画化した『羊の木』(2月3日公開)の大ヒット祈願イベントが1月25日に東京・神田明神で行われ、錦戸亮、北村一輝、優香、吉田大八監督が出席。映画を観た感想として「本当に市役所職員に見える」といわれた錦戸が、「ラッキーですね」と語った。
本作は、過疎化問題の解決のために仮釈放中の受刑者を受け入れるという“国家プロジェクト”のもと、男女6人の受け入れを命じられた市役所職員・月末(錦戸)が、“元殺人犯”たちに翻弄されていく姿を描く重厚な人間ドラマ。
吉田監督は、映画を観た人から「錦戸くんってどうしてあんなに市役所の人に見えるんですか。なにをやったんですか?」との質問をもらうことが多いそう。錦戸も「僕もそれ、すごく言われる」と同意し、「ステージで歌っているときと全然違うとか、どうやってオーラを消しているんですかと聞かれるんですが、別に消していない」と苦笑い。「(そう見えていたら)ラッキーですね」と周囲の反応を喜んでいた。
錦戸演じる市役所職員を取り巻く“元殺人犯”役にも、北村や優香をはじめとする個性派キャストが顔をそろえた。北村は「こういう役は久しぶり。懐かしいというのも変ですが、悪い役をやらせていただいた」と充実感もたっぷり。さらに「優香ちゃん、きれいだなと思った」と優香の美しさを絶賛した。
劇中で優香は匂い立つほどの色気を放つ役どころを演じており、「観てくださった方には“エロかったねぇ!”と言っていただける。とてもうれしい」とニッコリ。「監督からは“隙のあるような人。思わず出てしまう色気”と言われて。そういう人、周りにいるかなと探しました」と役づくりについて語っていた。
またこの日は、錦戸自らが溶接した鉄製の“羊の木”を披露。錦戸は「1時間もかからずに作った」とのことで、優香も「すごい!プロ!」とびっくり。その木に願いを書いた“羊型の絵馬”を掛けることになると、錦戸は「無病息災」と願掛けし、「昔は“太く短く”でもいいやと思っていたけれど、いまはできるだけ長く生きたい」と希望していた。
取材・文/成田 おり枝