中井貴一が三浦貴大に「ファイト一発!」
中井貴一が49歳で電車の運転士になった男を演じた感動作『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語 』(5月29日公開)の合同会見が4月12日に東京會舘で開催。中井貴一、高島礼子、本仮屋ユイカ、奈良岡朋子、佐野史郎、甲本雅裕ら豪華キャストと錦織良成監督らが登壇。映画初主演の注目株・三浦貴大も熱い視線を浴びる中、会見に臨んだ。
最初にマイクをもった主演の中井貴一は、いきなり「貴大、ファイト一発!」と笑顔でネタふり。ご存知、三浦は大正製薬「リポビタンD」の第16代CMキャラクターに抜てきされ、先日記者会見を開いたばかりだ。 三浦は「まさか、『ファイト一発』をやらされるとは」と苦笑い。
中井が演じたのは、50歳を目前に自分の少年の頃の夢を追いかける男・筒井肇役。肇と交流していく新入社員・宮田役を演じた三浦は、映画初出演についてこう語った。「すべてが初めてでものすごく緊張しました。一番多かったのは中井さんとのシーンで、いろいろと教えてもらいました。中井さんからは『自分の思ったとおりにやるのがいい』と言われまして。これからも(その言葉を)大切にしていきたいなと思いました」。
島根県でロケを行った本作。中井は、「島根の人々の無償の愛に支えられて、楽しく過ごすことができました」と振り返った。また、錦織良成監督とキャストの佐野史郎は島根出身ということでスピーチにも気合十分。特に佐野はモチーフとなった一畑電車への思い入れが強かったよう。「地元の人間にとっては憧れの電車。まさか、その官舎の部長役ができるとは思ってもみませんでした」と興奮気味に語った。
映画の主人公は中年男性だが、いろんな世代に元気を与えてくれそうな本作。本仮屋ユイカも「大人が夢に向かって進んでいくってこんなに素晴らしいんだと感動しました」と目を輝かせていたので、ぜひ若い人たちや女性陣にもおすすめしたい作品だ。【Movie Walker/山崎伸子】