寺島しのぶがアカデミー賞受賞女優から絶賛&熱い握手を受ける!『オー・ルーシー!』を米国メディアも称賛
第70回カンヌ映画祭批評家週間において、日本人監督の作品で10年ぶりの選出となった寺島しのぶ主演作『オー・ルーシー!』が4月28日(土)公開となる。本作は、満たされない日々を過ごす43歳の独身OLが、ふと立ち寄った英会話教室のアメリカ人講師に恋をし、東京やLAで大騒動を巻き起こしていく様子をユーモアたっぷりに描く日米合作映画だ。
このたび、独立系映画の最高の賞ともいわれるインディペンデント・スピリット賞の授賞式が日本時間の3月4日に行われ、主演女優賞、新人作品賞にノミネートされた寺島しのぶ、平柳監督がブルーカーペットと授賞式に参加した。2人は「これからブルーカーペット歩きます!」とにこやかにコメント。ファンから「しのぶー!しのぶー!」と声援を浴びながら、カーペット上で堂々とポーズを決めた。本賞で日本から新人作品賞と主演女優賞にWノミネートされるのは初の快挙。
授賞式後に行われたアフターパーティでは、多くの映画関係者が「アメイジング・ムービー!」「とても勇気のいる演技だった」と2人に称賛の言葉を贈った。さらに、『スリー・ビルボード』で本賞の主演女優賞をはじめ第90回アカデミー賞主演女優賞など、数々の映画賞を受賞しているフランシス・マクドーマンドが寺島しのぶに話しかけ、『オー・ルーシー!』での彼女の演技を絶賛。主演女優賞を共に競った2人が、熱い握手を交わす場面もみられた。
惜しくも受賞は逃したものの、寺島は「この賞に参加することができて、この場所にいられるだけでもうすばらしい!最高にうれしいです。フランシス・マクドーマンドに会えて、映画を観てもらっただけでなく、褒めてもらったこともすごくうれしかったです。映画賞の醍醐味です」とインディペンデント・スピリット賞に参加した喜びを語った。
ニューヨーク、ロサンゼルスを皮切りに全米公開が始まった本作を、現地の映画メディアは「心から楽しめて、最高にせつない(The New York Times)」「すがすがしいほどに、おもしろい!(Village Voice)」「寺島しのぶは最高だ(Variety)」と激賞。オスカー女優も絶賛する本作の公開がいまから待ち遠しい。
文/編集部