ジェレミー・レナーとエリザベス・オルセンが再タッグ!白銀の世界で繰り広げられる緊迫のサスペンス
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『ボーダーライン』(15)で注目を浴び、翌年の『最後の追跡』(16)でアカデミー賞脚本賞にノミネートされた脚本家テイラー・シェリダンがメガホンをとる『ウインド・リバー』(7月27日公開)。このたび本作から冷ややかな緊張感にあふれた予告編が到着した。
極寒の大自然に囲まれたアメリカ中西部ワイオミング州にあるネイティブ・アメリカンの保留地“ウインド・リバー”を舞台に、少女の凍死体を発見した寡黙なベテランハンターのコリーと新人FBI捜査官ジェーンが手を組んで事件の真相に迫っていく本作。
このたび到着した予告編は、ひとりの少女が夜の雪原をなにかから逃げるように走り、悲痛な叫びをあげるショッキングな映像から始まる。そして凍死体となって発見される少女…。事件解決のために雪深い町にやってきたジェーンは「この町は全てを奪う」と語る住人たちの諦めと哀しみに満ちた表情を目の当たりにしていくのだ。
主人公のハンター、コリー・ランバート役には『ハート・ロッカー』(08)でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、その後「ミッション:インポッシブル」シリーズや「アベンジャーズ」シリーズに出演を果たした実力派ジェレミー・レナー。そしてFBI捜査官ジェーン役を同じく「アベンジャーズ」シリーズのスカーレット・ウィッチ役で知られるエリザベス・オルセンが演じる。
また、本作の音楽をオーストラリアの人気ロックバンド「ニック・ケイヴ・アンド・ザ・バッド・シーズ」のニック・ケイヴ&ウォーレン・エリスが担当。『最後の追跡』でもスリリングな雰囲気を作りあげた2人が手掛ける音楽にも注目だ。
昨年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門で監督賞を受賞するなど、批評家から大絶賛を集めた本作が満を持して日本に上陸。深い雪と闇に覆われた“ウインド・リバー”で一体なにが起きているのか?その衝撃の真実を目の当たりにしていただきたい。
文/久保田 和馬