佐藤健が女子をノールックで首絞め!?残忍非道な初の悪役で新境地を開拓
端正なルックスで“控え目な優男”を演じさせたらピカイチの俳優・佐藤健。『8年越しの花嫁』(17)では、土屋太鳳扮する昏睡状態の婚約者を8年もの間献身的に待ち続けた主人公を演じ、世間の共感を呼んだことも記憶に新しいが、そんな佐藤が悪役に初挑戦!最新作『いぬやしき』(4月20日公開)では、一転して冷徹な大量殺人鬼に扮している。
原作・奥浩哉と監督・佐藤信介の「GANTZ」シリーズのコンビが再タッグを組んだ本作は、謎の墜落事故に巻き込まれ、機械の体に改造されてしまった初老の男と男子高校生が、善と悪に分かれて超絶バトルを展開するアクション大作だ。木梨憲武扮するサラリーマンヒーロー・犬屋敷を、無差別テロを引き起こす高校生・獅子神役の佐藤が迎え撃つ!
パート勤めの母親と二人暮らしの獅子神は、学校では特に目立たない大人しい青年。しかし、機械の体を手に入れたことから、いたずらに鳥を殺めたり、自動車を破壊したりと、その凶暴性が徐々に覚醒する。
そして、ある一家を気まぐれに惨殺してしまったことで一気にエスカレート。あらゆる兵器を内蔵した無敵の体を駆使し、人で溢れる東京・新宿で問答無用の大量殺人を決行してしまう!冷徹な眼差しのまま、ミサイル攻撃で街を破壊したり、偶然居合わせたクラスメイトの首を迷わず絞め上げたりと、非道の限りを尽くす。今作で初めて悪役に挑んだ、恐怖の暴君になりきる佐藤に、思わずゾクッとしてしまうはず。
佐藤は、現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説「半分、青い。」で、ヒロインの幼なじみ役に抜擢され、朝ドラにも初進出。さらに、高橋一生と共演する話題作『億男』(10月19日公開)や、山田孝之と兄弟役を演じる『ハード・コア』(2018年公開)も控えている。ジャンルを問わず、映画やドラマに引っ張りだこの佐藤健。演技の幅を広げ続ける彼の怪演を、スクリーンでチェックしよう。
文/トライワークス