大泉洋・高畑充希・三浦春馬が三角関係に!?傑作ノンフィクション「こんな夜更けにバナナかよ」が映画化
第35回大宅壮一ノンフィクション賞と第25回講談社ノンフィクション賞を史上4人目となるダブル受賞を果たした渡辺一史の「こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち」が、このたび実写映画化されることが決定。『ブタがいた教室』(08)などで知られる前田哲監督がメガホンをとることが明らかになった。
本作は、幼少期に難病・筋ジストロフィーを発症し2002年に42歳の若さで逝去した実在の人物・鹿野靖明の実話をもとにした笑って泣ける感動作。度を超えるほどのワガママぶりを見せながらも、夢や欲に素直に生きて周囲から愛されつづけた鹿野のバイタリティあふれる生き様と、彼を支えたボランティアや家族の姿を描き出す。
最強のワガママ&愛され男・鹿野を演じるのは「探偵はBARにいる」シリーズで知られいまや国民的人気を博す個性派俳優・大泉洋。物語の舞台となる北海道をリードする俳優である彼が、筋ジストロフィーを抱える難役に挑む。
また女子大生・安堂美咲を演じるのは高畑充希。前田がメガホンをとった『ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ』(07)でスクリーンデビューを飾り、今や人気実力を兼ね備えた若手トップ女優へと成長した彼女が、ボランティアとして鹿野と心を通わせていく役柄を演じる。
さらに美咲の彼氏で、医学生の田中久を演じるのは『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(8月31日公開)や『アイネクライネナハトムジーク』(冬公開)など、今年出演映画が相次ぐ三浦春馬。初共演となる大泉、高畑、三浦の3人が紡ぎ出す奇妙な三角関係に期待したい。
本作は札幌市などの全面協力のもと、今年5月下旬から7月上旬にかけてオール北海道ロケで撮影される予定。障がい者と介助者の新たな関係や生き様を描く作品として注目を集めることは間違いないだろう。『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』は2018年冬に公開。