トム・ホランド、キュートな“笑顔の源”とは?アイアンマン&ドクター・ストレンジとの秘話も告白

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トム・ホランド、キュートな“笑顔の源”とは?アイアンマン&ドクター・ストレンジとの秘話も告白

マーベルのヒーローたちが作品を越えて大集合する映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(4月27日公開)。『アイアンマン』(08)から始まったマーベル・シネマティック・ユニバースの10周年作品として全世界を興奮させること間違いなしの1作だが、最年少アベンジャーズのスパイダーマン/ピーター・パーカーを演じるトム・ホランドも「この10年の集大成とも言える作品。僕自身もファンなので、ドキドキしているよ!」と興奮を隠しきれない。親しみやすい笑顔と身体能力の高さを持ち、スパイダーマンがハマり役となったトムに“ヒーローになってからの変化”、“キュートな笑顔の源”を聞いた。

最悪最強のラスボス、サノスを倒すためにアベンジャーズが集結し、人類の命運をかけた壮絶なバトルに身を投じる姿を描く本作。「今回スパイダーマンは宇宙に行くんだ」とスパイダーマンにとってもたくさんの挑戦があるようで、「とにかく、こんなにたくさんの登場人物が出てくること自体が驚き!撮影は本当にクールで最高だった」と充実の表情を見せる。

スパイダーマンにとって“師匠”とも言えるのが、ロバート・ダウニー・Jrが演じるアイアンマンだ。トムにとってのロバートも、“師匠”のような存在だとか。「僕は彼のもとに頻繁に近づいていって、アドバイスを求めるんだ。最近もロンドンの彼の家にお邪魔して、これからどうしたらいいかなんてことを聞いたりしたんだよ」。

新たにドクター・ストレンジもアベンジャーズに参戦する。ドクター・ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチとは『ザ・カレント・ウォー(原題)』でも共演を果たしているが、「ベネディクトは本当にいい人なんだよ。すごくクールでかっこいいだけでなく、優しくて、楽しく愉快な人」とのこと。「『インフィニティ・ウォー』では、プロモーションのツアーで一緒に韓国やロンドンに行ったんだ。いつもどんな状況も楽しんでしまう人で、一緒にいるとすごく楽しい気分になるんだ」。

また「アイアンマンとドクター・ストレンジのやり取りは最高だよ!」と尊敬する2人が共演していることに、トムも心を踊らせる。「キャラクターとして、あれだけエゴの大きい人も珍しいよね(笑)。そして2人とも賢くて、お金持ち。ものすごく類似性のあるキャラクターだと思う。似ている2人が出会うとどうなるのか。絶対に楽しいと思うよ」。

スパイダーマンという大役をつかみ、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16)『スパイダーマン:ホームカミング』(17)、そして本作にニューヒーローとして出演。豪華キャスト陣との共演も叶った。そのプレッシャーはいかほどのものだっただろうか。「ものすごいキャリアのある方々と共演することは、もちろんプレッシャーもあった」と吐露しつつ、「でも僕はプレッシャーが大好きなんだ」と笑顔を弾けさせる。「プレッシャーを感じることによって、もっと努力しよう、頑張ろうと思える」。

たくましい言葉が飛びだすが、「いつもドキドキするような時は『これは不安や恐れではなくて、興奮なんだ』って思うようにしている。これはとても有効な方法で、こうやって考えられるようになってからプレッシャーを楽しめるようになったんだよ」と立ちはだかる壁も“ワクワク”に変えて仕事に臨んでいるという。

「小さなころからスパイダーマンの大ファンだった」というトムだが、「スパイダーマン/ピーター・パーカーとしての時間を重ねるなかで、彼から影響を受けたこともたくさんある。彼は本当に“ナイスガイ”なんだ。自分の大切な人、弱い立場の人を守るためにいつも一生懸命だよね。彼を通して、僕も“もっといい人になりたい”と思うようになったんだ」と心の変化もあったそう。

4月16日に日本で行われたファンミーティングでは、トムの“ナイスガイ”ぶりが炸裂。イベントが終わり降段を促されたトムだったが、司会のマイクを借りてまでも「どうしてもお礼を言わせて!本当にありがとう!」と何度も感謝の言葉を口にしていた。そんなトムの姿やキュートな笑顔に「元気をもらえた」と話していたファンも見受けられたが、トムにとって元気&笑顔の源となるものはなんだろう?

「僕自身もファンのみなさんの熱気や興奮を感じられることが、一番の励みになるんだ。自分にも与えられるものがあるんだ、自分のやっていることはいいことなんだと思える瞬間だよね。スパイダーマンのいちファンだった僕がこんな状況になるなんて想像もしていなかったし、ファンの愛情を感じることが日に日に増えている。もっとMCUの世界を探検していきたいし、世界中のファンのもとを訪れてみたいよ」。スパイダーマン/ピーター・パーカー、そしてトム・ホランドの成長を見届けることが、ますます楽しみになった。

取材・文/成田 おり枝

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