“フェーズ2”製作へ!?俺ちゃんのひたむきな10年間の軌跡をプレイバック
R15+指定にもかかわらず、公開3日間で観客動員37万1995人・興行収入5億3671万3800円を叩き出し、かの名探偵の8週連続Vを華麗に阻止した『デッドプール2』(公開中)。これで日本を含む83か国で見事に初登場第1位を獲得した本作が、これほどの大ヒット作となるまでの長い道のりを、俺ちゃん自らが振り返るインタビュー映像が到着した。
「超大ヒットするとは夢にも思わず、“創りたい”という想いだけでスタートした」と、すべての事の発端を真剣に語る“らしくない”俺ちゃんの姿から始まるインタビュー映像。スクリーン初登場となった『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(09)を「望んだ形じゃなかった」と一言で片付け、さらにライアン・レイノルズが出演したDCコミックの『グリーン・ランタン』(11)については「完全にムダだった」とバッサリ。
その後も3年にわたり製作にGOが出ず、ようやく始動したと思いきやテスト・フッテージが流出してしまうという苦労の連続。「最悪な日々さ。もう諦めかけたよ」と語る俺ちゃんだったが、ついに16年に『デッドプール』が公開されると大当たり!「夢のようだった」と喜びをあらわにする。
そして1作目の大ヒットを受けて製作された本作について「新作はそれなりの俳優、ほどほどな予算、無名な方のX-MEN数名」と毒舌を披露した俺ちゃん。さらに「次のフェーズに向けて予算を抑えた」と、早くもさらなる続編に向けてやる気満々のコメントも。
すでに「X-MEN」シリーズのウルヴァリンを演じたヒュー・ジャックマンの主演作『グレイテスト・ショーマン』(17)や、前作を上回る勢いで日本を席巻している本作。目指すは同じマーベルの看板作品『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(公開中)超えか!?その興収の動向に注目したい。
文/久保田 和馬