イ・ビョンホン渾身の熱演の舞台裏!『天命の城』のメイキング映像を独占入手
韓国映画界の俊英ファン・ドンヒョク監督が、1636年に実際に起きた「丙子の役」を描きだした歴史大作『天命の城』(6月22日公開)。このたび本作から、157日間に及ぶ撮影の舞台裏に密着したメイキング映像が到着した。
明の衰退に伴い勢力を増した清が朝鮮に侵略。朝鮮の王と朝廷は南漢山城に身を隠すが、清に完全に包囲され城の中に孤立してしまう。そんな中で、平和を重んじ清と和睦交渉を図ろうとする吏曹大臣チェ・ミョンギルと、大義を守るべく清と戦うことを主張する礼曹大臣キム・サンホンは真っ向から対立することになる。
このたび公開されたメイキング映像ではオールロケが決行された撮影の様子に加え、イ・ビョンホンをはじめとする豪華俳優陣と、ファン・ドンヒョク監督ら製作陣の並々ならぬこだわりがうかがえるインタビューが収録されている。
原作小説の映画化にあたり、ファン監督が最も描きだしたかったという2人の家臣チェ・ミョンギルとキム・サンホンの議論シーンについてビョンホンは「2人の譲れぬ対決がこの映画の大きな魅力。南漢山城にいた47日間が本当に過酷な真冬だったので、状況を再現するために寒い中で耐えました。計り知れない悲しみと感動を見せられると思います」と力説。
さらに、初の時代劇挑戦となったキム・ユンソクも「最も熾烈なウェルメイド時代劇」と自信たっぷり。また朝鮮国王・仁祖を演じたパク・ヘイルは韓国内外を代表する俳優たちとの共演に「他の俳優が演技に集中する姿を観察できる絶好のチャンスでした」と振り返った。
極寒の中で繰り広げられる実力派俳優陣の見事な演技合戦と、それを彩る圧倒的なリアリティとスケール感。現代にも通じる様々なメッセージが込められた本作の放つ“熱”を、是非とも劇場で味わっていただきたい。
文/久保田 和馬