エマ・ストーンが演じた伝説のテニスプレイヤー、45年前の心境を告白!
第79回アカデミー賞で作品賞を含む4部門にノミネートされた『リトル・ミス・サンシャイン』(06)のジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス監督の最新作『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』が7月6日(金)から公開。このたび本作から主要キャスト陣と、劇中でエマ・ストーンが演じたビリー・ジーン・キング本人のコメントが収録された特別映像が到着した。
本作は1973年に行われたテニス界で最も有名な“性差を超えた戦い”を描いた実話劇。男女の賞金格差が大きかった当時、男女同権を訴えてテニス協会を離脱したビリー・ジーン・キングに、男性優位主義者でギャンブル好きの元男子チャンピオン、ボビー・リッグスが戦いを挑む。
到着した映像の中では完璧な役作りでビリー・ジーンになりきり、ゴールデングローブ賞主演女優賞<ミュージカル・コメディ部門>にノミネートされたエマをはじめ、グラディス・へルドマン役を演じたサラ・シルヴァーマンが、ビリー・ジーンの功績を讃える。
そして現在74歳になったビリー・ジーン本人が当時の心境を振り返っていく。「私は影響の大きさを理解してたわ。絶対に負けられない。風穴を開ければ、後の世代がそれに続く」。男女平等のために戦うことを決めた彼女に、当時どのような葛藤があったのか。そのすべては本作を観て確かめていただきたい。
また、ボビーを演じたスティーヴ・カレルが語る「我々は何を達成し、何を達成してないかを知ってほしい」の言葉。45年の時が経ってもなお、スポーツ界だけでなくあらゆる場所に根強く残る性差別。それが明るみに出て、世界中が大きく動きはじめている今だからこそ必見の本作。その出来栄えはもちろん、世界に向けて放たれるメッセージ性にも注目したい。
文/久保田 和馬
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