夜の帝王、足軽、ドM役がついに発表!『銀魂2』に前作超えの豪華キャストが集結
累計発行部数5500万部におよぶ空知英秋の人気コミックを福田雄一監督が映画化し、何かの間違いで最終興行収入38.4億円、2017年の実写邦画1位となるヒット記録してしまった『銀魂』(17)。ここぞとばかりに急ピッチで製作された続編『銀魂2 掟は破るためにこそある』が8月17日(金)に公開される。このたび、堤真一、勝地涼、夏菜が新キャストとして登場することが発表された。
本作は、宇宙からやってきた「天人」の台頭と廃刀令により、かつて隆盛を極めた侍が衰退の一途をたどるパラレルワールドの江戸時代末期を舞台に、主人公の坂田銀時とメガネ(志村新八)、神楽が営む“万事屋銀ちゃん”の周りで起こる様々な事件を、SFと時代劇をミックスした世界観で描くアクション・エンタテインメントだ。
続編となる『銀魂2』は、前作同様かぶき町の便利屋“万事屋銀ちゃん”を中心に展開。金欠で家賃も払えない万事屋の3人はついにバイトを決意するが、行く先々のバイト先でなんと将軍と遭遇する羽目に。同じ頃「真選組」は内紛により始まって以来の危機に迫られる。やがて騒動は将軍をも巻き込む陰謀につながり、江戸中で事件が勃発する…。
前作からのキャストの続投情報に続いて新キャラたちのシルエットだけを映したビジュアル5名分が公開され、伊東鴨太郎役に三浦春馬、河上万斉役の窪田正孝のほか、だれが出演するのかと大きな話題を呼んでおり、ついにファン待望の発表となった。
堤真一が演じるのは、原作でも重要な役割を担う松平片栗虎。警察組織の頂点に君臨する人物でありながら、キャバクラで豪遊する夜の帝王としても君臨。片栗虎は近藤が率いる真選組を私用で使い走らせる図太い神経を持つ。堤の出演の話が持ち上がったのは前作の撮影時だという。「前作の撮影が行われている時に別作品の撮影で撮影所が一緒でした。挨拶にみんなが来てくれた時に監督から“もしも2本目があったら堤さん出て下さいよ”と言われて、『あるならね』と答えたら本当に出演が決まってしまいました」と大物らしからぬ出演の経緯を明らかにした。
勝地涼が演じるのは若き江戸幕府第14代征夷大将軍である徳川茂茂。国の最高位にいるにもかかわらず片栗虎からは“将ちゃん”と愛称で呼ばれ、庶民の暮らしを知るためと片栗虎と共に城下にお忍びで現れるが、そのたびにトラブルに巻き込まれ、なぜかあられもない姿になってしまう。将軍は前作の撮影、宣伝期間中に小栗を始めとするキャストたちから「続編があれば、将軍と遊びたい」と登場を熱望されており、ファンたちのなかでも群を抜いて人気を誇るキャラクターだ。「漫画を読み、アニメを観た後に“自分で、大丈夫?”と心配になってしまいました(笑)。なので、とりあえず体を鍛えました」と戸惑いが感じられるコメント。覚悟を決めた勝地が演じる将ちゃんは、大反響を巻き起こすこと間違いなしだ。
夏菜が演じるのは、くノ一の猿飛あやめこと“さっちゃん”。元幕府お抱えのエリート忍者ながら、現在は悪徳商人を成敗する始末屋としての裏稼業をこなしている。あることをきっかけに銀時に惚れ込みストーカーまがいに追いかけるものの軽くあしらわれるが、彼女はそれを楽しむドMという設定だ。今回あやめを演じるにあたって、夏菜は過激な衣装や顔芸にもチャレンジし「動きや仕草、そういうのを沢山研究して演じました。もし違ったとしても怒らないで下さい」と謙虚にコメント。「原作に忠実に演じようと思って努力した」という彼女の振り切った変態ぶりに期待が高まる。
ついに全キャストが解禁され、公開までますます加速していくであろう本作。果たして制作中の本編は無事に完成するのか。今夏も『銀魂』から目が離せない!