4DX版でも記録樹立!『ジュラシック』続編が前作超えのロケットスタート
海の日を含む3連休の初日と中日となった7月14日・15日の週末映画動員ランキング。『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のV3を阻止したのは、前作も大ヒットした人気シリーズ『ジュラシック・ワールド/炎の王国』だ。
意外な展開が待ち受ける『ジュラシック・ワールド』が好発進!
土日2日間で、動員83万3000人、興収12億1700万円という好成績を記録し、初登場1位となったのが『ジュラシック・ワールド/炎の王国』だ。2015年の年間興収第1位となった前作と比べても、土日興収対比144.1%という圧倒的なスタートとなった本作。公開から4日間の成績は、動員145万人、興収21億円と、前作が7日間かかった興収20億円突破も、軽々成し遂げるなど驚異的なペースとなっている。また、16年〜18年度に日本国内の4DX劇場で公開された作品の中でも、週末最高のオープニング記録となった。
SNS上では「いつ恐竜が襲ってくるのかというドキドキ感がたまらない!」といった感想に加え、「ブルーとオーウェンの信頼と絆に号泣」「前半はパニックだけど、後半はまさかの展開!」という声も見られている。人間と恐竜の種の枠を超えた絆や思わぬストーリー展開という、これまでのシリーズとは一味違うところも好評のようだ。
群像ストーリーに受け継がれた“感動”。新生『ポケモン』が2位に!
これまでと一味違うという点は、土日2日間で動員44万人、興収5億円をあげ初登場2位に入った夏休み映画の定番シリーズ『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』にも言えることだ。公開初日からの4日間累計では、動員73万人、興収8億3000万円を突破の本作は、過去20作で監督を務めていた湯山邦彦から矢嶋哲生監督にバトンタッチした意欲作。
群像劇となっているストーリーには「構成がこれまでと違って新鮮だった」など好意的な見方が多数。また感動という点は過去作からしっかり継承されているようで「今年もやっぱり目からハイドロポンプが…」という声がネットには上がっていた。
話題作『カメラを止めるな!』が、異例の動員1万人突破!
一方、ミニシアターランキングに目を向けてみると、斬新な映画の構成が注目を集めている『カメラを止めるな!』が3位にランクイン。新宿K's Cinemaでの連続満席回数が67回(7月17日付)と記録更新を続けるなど、ムーブメント化している本作、全国6館という少規模公開ながら、14日に動員が1万人に達するなど、異例のヒットとなっている。これから公開館数が増えていくとのことなので、今後の動向にも注目してほしい。
多くの学校で夏休みがスタートし、細田守監督最新作『未来のミライ』(7月20日公開)や福士蒼汰主演の『BLEACH』(7月20日公開)など話題作も始まる今週末。次はどの夏休み映画がランキングを制すのだろうか?
文/トライワークス
1位 ジュラシック・ワールド/炎の王国
2位 劇場版ポケットモンスター みんなの物語
3位 ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
4位 万引き家族
5位 空飛ぶタイヤ
6位 虹色デイズ
7位 それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星
8位 名探偵コナン ゼロの執行人
9位 50回目のファーストキス
10位 パンク侍、斬られて候
※興行通信社調べ