ジェームズ・キャメロンも自信満々!『アリータ』圧巻の予告編がついに完成
『タイタニック』(97)や『アバター』(09)の巨匠ジェームズ・キャメロンが長年映画化を熱望してきた日本発のSF漫画「銃夢」を、キャメロンが製作・脚本を務め、ロバート・ロドリゲス監督がメガホンをとって映画化した『アリータ:バトル・エンジェル』の公開日が12月21日(金)に決定。このたび待望の予告編が到着した。
約2分30秒にもおよぶこの予告編は、数100年先の未来、サイボーグの少女アリータが“アイアン・シティ”のスクラップの山の中でイド博士に発見されるところから幕を開ける。奇跡的に脳だけが無傷だった彼女は、新たなサイボーグの体を与えられるのだが、自分の過去や自分がいる世界についての記憶をすべて失っていた。
そんななか、謎の男ベクターが語る「彼女は唯一の生き残りだ。300年前に失われたはずの“最終兵器”。彼女は世界の秩序を脅かす」の言葉。“兵器”として作られたアリータを破壊しようと襲いかかる凶悪な殺人サイボーグたちを、驚異的な格闘スキルで圧倒していくアリータ。スピード感満載のアクションシーンに手に汗握ること間違いなしだ。
日本時間の24日0時に、キャメロンと長年彼の製作パートナーとして大ヒット作を世に送りだしてきたプロデューサーのジョン・ランドー、メガホンをとったロドリゲス監督、そしてヒロインのアリータを演じたローサ・サラザールが緊急ライブを実施し、全世界のファンから集まった質問にリアルタイムで答えた。
その中で、初めて公の場で本作について語ったキャメロンが「原作は、斬新で創造的で最先端、美しく恐ろしく驚異的だ。木城(ゆきと)さんが作った世界を映画に収まる範囲で最大限映画にした」と原作へのリスペクトを明かし、本作への自信をのぞかせる。そのこだわり通り、アリータのビジュアルはすべてモーション・キャプチャーによるCGで製作されるなど、最先端の映像技術がいたるところに駆使されているのだ。
世界的ヒットメーカーが長年の夢を叶えた渾身の一本。映画史に残る新たなヒロインの誕生と、未だかつてない圧巻の映像体験を、この冬劇場の大スクリーンで是非とも味わってほしい。
文/久保田 和馬