佐藤二朗が“ポンコツ魔法使い”に!『ルイスと不思議の時計』で洋画吹替えに初挑戦
「ハリー・ポッター」の原点ともいわれているジョン・ベレアーズの人気児童文学「ルイスと魔法使い協会」シリーズの記念すべき1作目を、スティーブン・スピルバーグ率いるアンブリン・エンターテインメント製作で実写映画化した『ルイスと不思議の時計』が10月12日(金)から公開。このたび本作の日本語吹替版特報映像が到着し、佐藤二朗が吹替え声優として参加することが明らかになった。
両親を亡くしたひとりぼっちの少年ルイスは、2流のポンコツ魔法使いである叔父ジョナサンの古い屋敷に住むことに。時計がいっぱいの屋敷で不思議な暮らしを始めたルイスだったが、その中に世界を破滅へと導く時計が隠されていることを知る。そしてルイスは、ジョナサンと隣に住む綺麗で優しい魔女ツィマーマンとともに時計を探し出し、世界を救うために奔走していく。
このたび佐藤は、コメディからヒューマンドラマまで幅広い演技力に定評のあるジャック・ブラックが演じる“ポンコツ”魔法使いのジョナサン役の日本語吹替えを担当する。これが洋画の実写吹替え初挑戦となる佐藤は、ジョナサンの“威厳がありそうで実はポンコツ”という憎めないキャラクターにぴったりとのことでオファーされたそうだ。
洋画の吹替えに子どものころから興味を持っていたと語る佐藤は「うれしいな、光栄だなと思いました」とオファーを受けた時の心情を明かす。そして「ジャック・ブラックさんの芝居を見て、感じて、そのまま演じました。おちゃらけているけど甥っ子のルイスをすごく大事にしていたりなど、真剣な部分は外さないように一生懸命やりました」とコメント。さらに自身とジョナサンの共通点については「ポンコツというところです」と即答した。
またあわせて到着した特報映像では、ファンタジー映画ファンならずともワクワクしてしまう圧巻の魔法世界が広がっており、期待はますます膨らむばかり。俳優としても活躍するホラー映画界の鬼才イーライ・ロス監督のイメージを一新する、夢と希望に溢れた仕上がりになっていることは間違いないだろう。公開を楽しみに待ちたい!
文/久保田 和馬