ウォルト・ディズニーが惚れ込んだ魔法使い、“メリー・ポピンズ”が帰ってくる!
第37回アカデミー賞で作品賞をはじめ最多13部門にノミネートされ、ジュリー・アンドリュースの主演女優賞をはじめ5部門を受賞した名作『メリー・ポピンズ』(64)を、『イントゥ・ザ・ウッズ』(14)のロブ・マーシャル監督が半世紀以上の時を経て再び映像化した『メリー・ポピンズ リターンズ』の日本公開が2019年2月1日(金)に決定した。
イギリスの女流作家P.L.トラヴァースの小説「メアリー・ポピンズ」に惚れ込んだウォルト・ディズニーが映像化を熱望。実写とアニメーションが織り交ぜられた革新的な映像と「チム・チム・チェリー」などの印象的な音楽やダンスで今なお世界中で愛されつづけている64年版は、厳格で気難しい銀行家のバンクス氏の2人の子どもの乳母として、空からやってきた不思議な女性メリー・ポピンズが、歌と魔法を通してバンクス家に幸福を与えていく物語。
まさにディズニーの伝統ともいえるこの名作を、新しいエンタテインメント作品として現代によみがえらせた本作は、前作から20年後のロンドンが舞台。家庭を持ち、父と同じフィデリティ銀行で働いていたバンクス家の長男マイケルは妻を亡くし、さらに大恐慌のあおりを受けて窮地に追いやられる。そんななか、20年前と1ミリも変わらない容姿でメリー・ポピンズが風に乗って舞い降りてくる。
大女優ジュリー・アンドリュースからメリー・ポピンズ役を引き継いだのは『プラダを着た悪魔』(06)や『クワイエット・プレイス』(9月29日公開)のエミリー・ブラント。さらにアカデミー賞受賞俳優コリン・ファースや、大御所メリル・ストリープをはじめ『007 スペクター』(15)のベン・ウィショーら実力派キャストが勢ぞろい。さらに前作でメリーの親友バートと銀行の頭取ミスター・ドース・シニアの一人二役を演じたディック・ヴァン・ダイクも出演。
また新曲を含む音楽を担当するのは、日本でも高い人気を誇るミュージカル映画『ヘアスプレー』(07)で知られ、数多くの賞に輝いているマーク・シェイマンとスコット・ウィットマン。超一流のキャストとスタッフが集結し、21世紀の最新技術で生まれ変わったディズニーを代表する魔法使い“メリー・ポピンズ”。またしても彼女の魔法が世界中を魅了することだろう。公開を楽しみに待ちたい!
文/久保田 和馬