橋本愛、成田凌&渡辺大知が大感激!フジファブリックがサプライズで生歌を披露

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橋本愛、成田凌&渡辺大知が大感激!フジファブリックがサプライズで生歌を披露

蒼井優主演で映画化された『アズミ・ハルコは行方不明』で知られる小説家・山内マリコのデビュー作を映画化した『ここは退屈迎えに来て』(10月19日公開)の公開直前イベントが17日、東京・神楽座で開催。主演を務めた橋本愛と共演の成田凌、渡辺大知、廣木隆一監督が登壇。さらにサプライズゲストとしてフジファブリックが登場し、会場を大きく沸かせた。

04年の高校時代から13年にかけての時間軸の上で、みんなの憧れの的だった「椎名くん」を柱に登場人物たちの感情が交錯していく本作。劇中で夢を諦めて地元に帰ってきた主人公「私」の高校時代から27歳までを演じた橋本は「撮影当時21歳だったので、27歳の役を演じるときは未知の時間があって想像で補っていて苦しかった」と吐露し「その分高校生の時代を演じた開放感が気持ちよかった」と笑顔を見せる。

また先日バンクーバー国際映画祭でワールドプレミア上映が行われた際に、廣木監督とともに現地に渡りレッドカーペットを歩いた橋本。現地での反応について訊かれると「この映画のテーマや時間、人間関係などを真摯に受け止めて、自分で考えようとしてくれていました。映画に向き合う姿勢が感じられて、とてもうれしかったです」と語る。さらにバンクーバーでは予想外のところで笑いが起きたそうで「バンクーバーでは結構コメディでしたよね」と廣木監督と顔を見合わせた。

そんな中、ロックバンド「黒猫チェルシー」のボーカルとしても活躍する渡辺は「完成した作品を観たときにまず飛び込んできたのは音楽が素敵だということです!」と明かし「車の中でかかっている音楽がそのまま劇伴になっていることが多くて、すごく青春っぽい。本当にフジファブリックすげえなって思いました」と、劇中の主題歌と劇伴を両方を担当したフジファブリックを大絶賛。

するとサプライズゲストとしてフジファブリックの3人が登場。驚きと喜びに満ちた表情を浮かべる渡辺は、ボーカル&ギターの山内総一郎から手を振られて満面の笑みで振り返す。そして山内は「年代年代によってその当時自分が聴いていたり、世間で流れていた曲を想像しながら作った。すごく遊ばせてもらいました」と劇伴音楽について語り「普段は歌を中心にした音作りをしているんですけど、映像に合わせて曲を作るのはずっとやってみたかったんです」と、来年でメジャーデビュー15周年を迎える“フジファブ”の新境地に自信をのぞかせた。

そして書き下ろしの主題歌「Water Lily Flower」をアコースティックバージョンで生演奏するフジファブリック。「共感できる部分が多かったので、暑くなるような気持ちが込められたらな、と思って作りました」と山内が語るその楽曲を聴き、キャスト3人は大感激。

橋本は「泣かないほうが難しい。完全に一人でライブに来た感覚になっちゃいました」と目頭を押さえ、MVにも出演した成田は「感無量です」とコメント。さらに渡辺は「ジーンとしました!アコースティックバージョンめちゃくちゃよかったです!」と熱狂していた。

取材・文/久保田 和馬

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