ミュージカル「キャッツ」映画版キャストは!? イドリス・エルバも参戦?
『マイティ・ソー』のヘイムダル役や、ドラマ「THE WIRE/ザ・ワイヤー」のストリンガー役などで有名な俳優のイドリス・エルバが、アンドリュー・ロイド=ウェバー作のミュージカル「キャッツ」の映画版に出演交渉中だと、Deadline他米国の複数メディアが報じた。
本作の監督を務めるのは、『英国王のスピーチ』(10)や『レ・ミゼラブル』(12)で知られるトム・フーパー。製作はフーパー監督のほか、『レ・ミゼラブル』のプロデューサーで、本作の企画をしたティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、デブラ・ヘイワードらが担当する。脚本は原作のミュージカルをもとに、フーパー監督と、 劇作家としても有名なライターのリー・ホールが執筆した。
ご存知の方も多いと思うが、ミュージカルの「キャッツ」は、T・S・エリオットによる詩集「キャッツ - ポッサムおじさんの猫とつき合う法」を基にした物語。都会のごみ捨て場を舞台に、個性的な「ジェリクルキャッツ」と呼ばれる猫たちの生き様と、天界に召される一匹の猫を選ぶ「ジェリクル舞踏会」を描く。
今回の映画版で、有名なテーマ曲「メモリー」を歌うグリザベラ役として出演が決定しているのは、『ドリームガールズ』(06)でアカデミー賞助演女優賞を受賞したジェニファー・ハドソン。また「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのガンダルフ役で知られるイアン・マッケランが長老オールド・デュトロノミー役を、愛猫家として知られるミュージシャンのテイラー・スウィフトが、セクシーな赤猫のボンバルリーナ役で出演することが決まっている。イドリス・エルバは現在、オールド・デュトロノミーを誘拐する犯罪王のマキャヴィティ役で出演交渉中だそうだ。
その他、役柄は明かされていないものの出演が決定しているキャストは、『ピーターラビット』(18)では主人公ピーターの声を熱演したジェームズ・コーデン、20代のシェイクスピアを描いたドラマ「Will(原題)」の主演俳優シローリー・デイビットソンや、リアーナとN.E.R.Dの「Lemon」のPVに出演したダンサー、メタ・タウリーなど。
映画版『Cats(原題)』は、11月にイギリスにて撮影が開始され、全米公開は現時点で19年12月20日(木)を予定している。
LA在住/小池かおる