ジョン・レノンの青春映画にリンゴ・スターだけ登場しない理由とは?
ミュージシャンとしてのみならず、“LOVE&PEACE”を体現した平和運動家など、多岐にわたる活動で世界中の人々に影響を与えたジョン・レノン。生誕70周年&没後30年となる今年、ふたりの母の間で葛藤する知られざるジョンの青年時代を描いた『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』が11月5日(金)に公開される。
厳格な伯母ミミに育てられていたジョンは、ある日、生みの親ジュリアが近所に住んでいることを知る。自由奔放で音楽に詳しいジュリアは、反抗期の真っ最中で問題児のジョンに、自由に生きる人生を教え、そして彼が秘めていた底知れぬ音楽の才能を解放する。ロックに夢中になったジョンはバンドを結成し、ふたりの母を持つことになった自らの哀しい過去を音楽によって乗り越える。本作では、そんなジョンの知られざる青年時代が描かれている。
天才的音楽センスを持った15歳のポール・マッカートニーとの出会いや、ジョージ・ハリスンのバンドへの加入など、ビートルズの前身クオリーメンのエピソードが披露され、その楽曲が聴けるのもファンにはたまらない。ただし、ビートルズ結成前夜までの物語なので、リンゴ・スターは登場しないのでご注意を。
ジョン・レノンがどんな青年時代を過ごし、20世紀を代表するアーティストにまでなったのか。ジョン・レノンの輝きの秘訣が垣間見られるはずだ。【トライワークス】
作品情報へ