露出度満点!アンバー・ハード、ジョニデとの共演作は“魔性の女”役
先月25日夜、アンバー・ハードの主演映画『ロンドン・フィールズ(原題)』のプレミアがロサンゼルスで行われ、劇中で魔性の女を演じたアンバーがレッドカーペットに登場。露出度の高いドレスとしどけない表情で色気を振りまき、会場の視線を独占した。
この日のアンバーは、素肌にガウンを羽織ったようなブラックドレス姿で、胸元も太ももも全開。ラメの輝く黒い布地からのぞく、抜けるような色白肌が艶めかしい。メイクは深紅の口紅、そして頬が上気したように見えるピンクのチークをふんだんに乗せ、湯上りのような色っぽい表情を見せていた。
妖艶なファッションでキメたのは、『ロンドン・フィールズ』で演じた魔性の女“二コラ・シックス”の再現に他ならない。3人の男性を翻弄するファム・ファタール役とあり、映画の中でのアンバーは全身色気の塊のような存在。もちろん露出度の高いシーンも多く、アンバーの美貌を存分に楽しめるのも同作の魅力のひとつだろう。
しかしこの映画、完成から3年近くお蔵入りになっていたといういわくつきの作品だ。あまりにも昔の作品すぎて、当時アンバーとパートナー関係にあったジョニー・デップまで共演者に名を連ねている。デップはメインキャラクターではないものの、泥沼裁判を経て2016年に離婚済みのアンバーにとって、元夫との共演作の公開は相当な今さら感がありそうだ。
同作がお蔵入りになっていたのは、2回もの裁判沙汰が原因だ。まずは監督を務めたマシュー・カレンが、完成版のフィルムを持ち出されたなどの理由でプロデューサー側を訴え、2015年のトロント国際映画祭プレミア上映をドタキャン。その後はプロデューサー側が「契約にあったヌードシーンを勝手に変更した」としてアンバーとカレン監督を契約不履行で訴え、アンバーも「契約違反を犯したのはプロデューサー側」と訴訟を起こし、3年近くも泥仕合が続いたのだ。今年9月に裁判が決着してようやく公開にこぎつけたわけだが、この「今さら感」が観客に伝わらないことを願いたいものだ。
UK在住/シャオ