ヴェネチアで開花!ナタリー・ポートマンにオスカーの呼び声
ヴェネチア国際映画祭で9月1日にオープニング上映された『Black Swan』(ダーレン・アロノフスキー監督、日本公開未定)が高く評価されている。特に主演のナタリー・ポートマンには、来年のオスカーを期待する声があがっており、“この作品でポートマンは、実力派主演女優から大物スター女優へと変身を遂げた”と英国テレグラフ紙が書けば、“ポートマンはこの作品で評価され、数々の映画賞にノミネートされるだろう”と英国インディペンデント紙も太鼓判。同作でバレリーナの役を演じているナタリーは「撮影の6ヶ月前から、厳しいトレーニングを開始したわ。バレエとクロストレーニング、水泳を1日5時間続けたの」と英国Hello!誌電子版に語っており、「ナーバスになった」という同性愛シーンにも体当たりした。
子役の頃から活躍してきた女性セレブたちが逮捕やリハビリなどで世間を騒がせている中、ミュージシャンらとの華麗な恋愛遍歴を持つナタリーが、麻薬やアルコールで転落せずに済んだ理由は、彼女が仕事で旅行する時には両親のどちらかが必ず同行するようにしたからだと言われている。両親は彼女の脚本全てに目を通し、年齢的にふさわしくないと思われる役柄は演じさせなかったのだという。
優等生イメージの強いナタリーだが、セクシーな深紅のドレスでレッドカーペットに現れた姿は大物女優の風格十分。腕にオスカー像を抱いていても不思議ではない。【UK在住/ブレイディみかこ】
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