ミラ・ジョヴォヴィッチが『バイオハザードIV』来日記者会見でまさかの世代交代宣言
人気サバイバルアクションゲームを基にした、アクションホラーシリーズ第4弾『バイオハザードIV アフターライフ』(9月10日公開)の来日記者会見が9月3日、六本木のグランドハイアット東京で行われ、出演者のミラ・ジョヴォヴィッチ、ウェントワース・ミラー、アリ・ラーターが登壇した。
3人は口々に「来てくれてありがとう」と観客に感謝の気持ちを述べ、アリは「映画は新しい3Dテクノロジーを使っています。私自身楽しんで作ることができたので、皆さんにも楽しんでもらえると思います」と作品を紹介。
渋谷から物語が始まるシリーズ最新作は、注目のフル3Dだ。ミラは「3Dカメラの撮影では、戦いのシーンはごまかしが効きません。パンチやキックが入ったりすることもしばしばで、アリは指を骨折したし、ウェントワースはウェスカーのパンチをお腹にかなり受けてました」と撮影の苦労を語った。一方、ウェントワースは「今回、3Dの撮影に参加できるということで、とても興奮していました。俳優として新しい技術を学べるのは楽しみでもあり、参加できて嬉しいですね」と喜びを語った。アリは「この作品に関わりたいと思った理由はまさに3Dです。もっと観客が体感してワクワクするために、監督は最新の技術で最初から3Dで撮影しました。今回、多くのことを学ばなければいけなかったし、乗り越えなければいけない問題もたくさんあったかもしれないけれど、それがまさにこの映画の魅力につながっていて、これまで以上に楽しんでもらえると思います」と絶賛。
「続編の依頼がきたら?」と問われた3人。ミラは「8年、これをやってきたので続けるわよ。娘がいるし、次の世代にバトンタッチできるまで続けるつもりです(笑)」と世代交代(?)を宣言した。
ウェントワースは、自身が演じたクリス・レッドフィールドについて、「最初、クリスは暗く深刻で、辛い目にあってシニカルになっています。彼は人間不信に陥っていて、人を信頼していないので、それは自分の中にない部分なので共感できなかったけれど、女性や妹のクレアを守るようなソフトな部分は自分に近いなと思いました」と家族想いな一面をのぞかせた。本作のポール・W・S・アンダーソン監督とミラは実の夫婦で、今作の制作へ挑んだ。夫婦だからこそわかり合えた点、やりにくかった点があったようだが、ミラは「楽しい作品でコンビを組んでいるので、とっても楽しい時間を過ごせました。一緒にやれてよかったなと思いますね」とアツアツぶりを披露。アリは「ポール(監督)は根っからのゲーマーで、ゲームのことを熟知していて、真からの情熱を持って作っています。ミラとポールが良い意味での協力者となっているんです。ミラが現場に入るとポールの目がぱっと輝くのが分かります。彼は彼女の意見によく耳を傾けていて、そんな素晴らしい協力関係でこの作品に取り組んでいると思います」とミラ&ポール監督夫婦の絆を話した。
3人は何度も東京に来日しており、ミラは「ファッションの仕事や映画のプロモーションで14歳の頃から来ているし、20年来の友達もいっぱいいます。日本の文化や日本人に親しみを感じていて、日本で半分育っているような気持ちですね」と日本への想いを語り、「私も3年前はアリのように妊娠7ヶ月だったのですが、8月のこんなに暑い時期に普通は来ないと思うので、それくらい日本が大好きな証明になっていると思います」と妊婦のアリを気遣っていた。【MovieWalker】