篠原涼子が語る、自身のキャリアから40代の目標まで。『人魚の眠る家』は「私の代表作になるんじゃないか」

インタビュー

篠原涼子が語る、自身のキャリアから40代の目標まで。『人魚の眠る家』は「私の代表作になるんじゃないか」

篠原涼子、40代の目標とは?

【写真を見る】「私の代表作になるんじゃないかと思える大きな作品」と胸を張る篠原涼子
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篠原は本作の撮影を振り返り「撮影当時、44歳でしたが、本当にやりがいのある仕事を与えてもらい、いい経験をさせてもらいました」と、満ち足りた表情を見せる。

現在45歳となった篠原に、40代の目標について聞くと「自分が満足できる作品を届けていきたいです」と答えてくれた。「もともと私はお客様第一というか、皆さんに感動してもらえるような作品を作るのが自分たちの仕事だと思ってやってきました。でも最近は、まず自分が満足できないと、それが叶わないのではないかと思うようになりました」。

そのことに改めて気づかせてくれたのは、とある監督の一言だった。「2人でごはんを食べに行った時に、彼女が『人のためではなく、まずは自分が喜べないと、人には伝わらないよ』と言ってくれたんです。確かにそうかもしれないなと。その時、素直になることは大切だなと思いました」。

ミリオンセラーの歌手から女優へと転身し、常に第一線を走り続けてきた篠原。連ドラ「ハケンの品格」や、映画化もされた「アンフェア」シリーズなど、数多くのヒット作で、力強いヒロインを演じてきた。

篠原は自身の輝けるキャリアを「努力というよりは運が左右していたのかな」と、どこまでも謙虚に捉えている。

「未知だった世界に入ってみたら、毎回『ああ、こういうことなんだ!』と、すごく勉強になりました。今回の『人魚の眠る家』も、縁やタイミングがカギになっていて、自分で選んだわけではなく、神様から『やりなさい』と言われたような感覚でした。共演者や監督、スタッフの皆さんのパワーやエネルギーをたくさんいただいた気がしますし、すごくいい経験になりました」。

取材・文/山崎 伸子

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